世界は広い(ジンセイハ、オンガクデアル(ブレイディみかこ))
全く読んだことのないジャンルでした。
イギリスに暮らす方による著書で、前半は、ご自身が勤めている託児所(それも「底辺」で暮らす町の←著者曰く)で起きているさまざまなことを綴っていて、後半は映画や本、音楽(主にイギリスの)評が書かれています。
イギリスがここまで階級に分断された社会だとは知りませんでした。
そして日本以上に「弱者切り捨て」の様相も見えてきます。とても厳しい社会を生きなければならない人々の姿がリアルに描かれています。
子どものことについて書かれた一文です。刺さるものがあります。
そして、「日本だけじゃなくてイギリスでもそうなのか」と思ったのがこの一文。
ただ、これが書かれているのは今ではなく、20年ほど前のこと。今はどうなのかはわかりませんが、少なくとも日本ではいまだ「偏向」は変わりません。
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至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。