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適応力(出口治明)を読んで

フォロワーさんが読んでいたので、私も読んでみました。

テレビで放映されていたものを元に加筆して発行された本です。


気になった箇所

まったく明るくない現状が紹介されています。

人口一人当たりの購買力平価GDPに換算すると、今の日本は33位→G7の中では最低。30年まえはG7のトップだった。

(30ページ)

出口氏の生き方について象徴していると思われたのは、

すべてが偶然で、川が流れ着いたところで懸命に生きてきただけ

(76ページ)

出口氏の考え方を象徴していると思われたのは、悩んだらあみだくじで決める、と言及しているところ。

1週間悩みに悩んでも決められないということは、どちらを選択してもたいして差がないということです。もっと素直に述べれば1週間、時間を使うのも無駄です。さっさとあみだくじで決めてしまったほうがよほど生産的だと思います。

(92ページ)

→ただしここで大事なのは、「トレードオフを正しく理解すること」と述べています。考える材料をそれなりにそろえておこう、という事です。

感想

冒頭に書いた「明るくない現状」、わずか30年で1位から最下位に転落したとはとてもショッキングですが、たしかに私にも購買力がないと感じます。

「どこかに旅行へ行けないかな」といろいろ検索していますが、10年前に行っていた旅行先の値段がかなり値上がり。どこも2倍近くの旅行費になっています。

それでいて自分の使えるお金は10年前より確実に少なくなっています(昇給がないまま、増税や社会保障費の上昇によって手取りが減り続けているため)。なので旅費を出すことができません。

「遠くへ行く」という計画は頓挫しました。

「さっさと決める」、という話。たしかにクヨクヨ考える時間はもったいないです。私、今は「即決」せざるを得ない環境にいるのですが、身の回りにそうじゃない人がいる場合、とてもイライラしてしまいます。そんな時はどうすればいいのでしょう…






#読書感想文

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東の京の田舎市民
至ってごく普通のサラリーマンのつもりですが少し変わった体験もしています。

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