永遠の時を刻むファミレスで、まったりおしゃべりをする。
私はゲーム自体は好きなのですが、プレイは超超超下手くそ!やりましたと自信を持って言えるのはどうぶつの森シリーズくらいで、そのほかのゲームはもっぱら見る派。いわゆるゲーム実況というものですね。
一年ほど前にゲーム実況で存在を知り、自分でもプレイして大好きになったゲーム、「ファミレスを享受せよ」という作品。こちらをまた別の好きな実況者さんがプレイしており、思いが再燃したので綴らせていただきます。
名前の通り舞台はファミレス。
深夜、試験勉強に励んでいた主人公は、ふと月が綺麗なことに気がつきます。「こんな月が綺麗な夜はファミレスにでも行こうかな」なんて思い至りました。近所の「ムーンパレス」というファミレスに入り、注文。頼んだものを待っていると……なんだか店の様子がおかしい!?
店内の様相も変わり、そこに店員の姿はなし。いるのは自分を含めた五人だけになっていたのでした。
話を聞くとどうやらムーンパレスでは飢えることも死ぬこともないのだとか。古株の「ガラスパン」はかれこれ数千年、このファミレスにいるとのこと。主人公は戸惑いながらムーンパレスの住民とおしゃべりをし、脱出の糸口を掴もうとします。
登場人物
ムーンパレスで唯一使える「ドリンクバー」。好きな飲み物を片手にお話をして、脱出の糸口を掴んだり、掴めなかったりしながらまったりと過ごすゲームです。
主人公は「話題」という手札のようなものを使い住民と話しながら、更なる話題を手に入れます。四人それぞれと話しながら辿り着く真相は……!?
難しい操作はなく、まったりとした時間を「享受」できるゲーム。そしてゲームらしいドット絵に加え、印象的なのは美しいBGMです。8bitというのでしょうか?ゲームっぽい音色のBGMは一度聞いたら忘れられず、鼻歌で歌ってしまうこと間違いなし。(作者さんが作っているとか!)
このBGMが好き過ぎて、たまに作業中や睡眠時のお供にしています。
作者さんのYouTubeチャンネルにBGMまとめ動画もありますのでそちらもぜひ!
そして何よりすごいのは、壮大で美しいピアノバージョンもあるということ!こちらはゲーム内で(前述の方と)切り替えられますので、ぜひぜひ両方聴いていただきたいです。
登場人物とのやりとりはどこか文学的というか、知識や理屈では片づけきれないあてどない話といいますか。そんなようなことをふわふわと話している時間が、個人的にとても好きです。
キャラクターの一人一人も個性的で魅力的。それぞれのバックボーンもしっかりとあるので、四人の中で誰か一人は推しが見つかるのではないでしょうか?
私の推しゲーム。興味を持っていただけたら幸いです。
プレイ済みの方、動画など視聴済みの方、コメントお待ちしております!