
大丈夫じゃない自分も受け入れたい
最近のわたしは自分が元気かどうか、体調が悪くないか、心が不安でおおわれていないか、そんなことが全く気にならなくなりました。
少し前までのわたしは、自分に言い聞かせるように
「うつで寝たきりだったあのときと比べたら、すごく元気!」とか
「少し体調不良はあるけど、心は元気だし大丈夫そう!」とか
そういう思考で頭がいっぱいでした。
自分では自覚がありませんでしたが、無理して元気なふりをしてしまう癖があるのだと思います。
それは、人前だけでなく、自分に対してもです。
わたしは適応障害をきっかけにうつとパニックの症状の経験があります。
一度ひどく体調を崩してからというものの、体調が悪かったり、心の調子が悪かったりすると、まるでうつの足音が聞こえるようで恐怖を感じるようになりました。
自分で自分のことを、精神に異常のある人、としか見れなくなってしまい、その片鱗が見えるとひどく落ち込んでいたんです。
だから、調子の悪さに必死で気が付かないふりをするようになったのだと思います。
怖さと向き合う勇気もなかったし、どう対処していいか分からなかったからです。
でも最近は、少しずつありのままの自分を受け入れられるようになってきている気がします。
きっかけは、上司とのトラブルだっと思います。
タイトルにインパクトがあるからか、たくさんの人に読んでいただいていますが、気持ちの良い話ではありません。
簡単に言うと、自分の体調への不安や業務量と働き方について上司に相談したところ、熱血的な指導を受け、結果病気だと言われ、休職や障がい者手帳の取得を勧められた、というお話です。
このときは、本当にしんどかったです。
でも、自分の精神的な不調について真正面から向き合ういい機会になった気がします。
わたしが体調を崩したのは3年前のこと。
そこから徐々に治療を進め、2024年の3~6月ごろに寛解状態となりました。
寛解してからも、自分の心の弱さがコンプレックスで、普通であれない自分に自信が持てませんでした。
そのため、自分の不調に恐れる日々を送っていたのですが、この一件があってからは考え方を改めることができたんです。
わたしは適応障害を発症する以前から、不安になりやすい性格で、考えすぎる癖があって、無駄に正義感が強くて、同期の男の子たちの中で話題になるくらいネガティブで(夫が付き合ってから教えてくれました😂)、そんな人間でした。
人として正しく、誠実でありたいという思いから、そうでない人を見るとイライラしてしまうことがありました。
イライラしすぎると感情のコントロールができなくなり、自分がおかしいのかもと一人で泣くことも。
ショックすぎることがあると、考え込んで苦しくなって息をするのが急に下手になって苦しくなったりもしていたな(怖いですね)
わたし、もしかしたらもともと病気っぽかったのかなあ。
最近よく話題になる、発達障害とかも疑うべき?
人に言われるくらいなんだから相当変ってことだよね。
このぐるぐる悩んだ内容を家族に話してみると
父「そんなこと俺も毎日あるよ。うたたねちゃんは優しくてしっかりしたいい子だよ。」
(父はわたしに性格がそっくり)
母「わたしはないけど、たくさんいると思うよ。てかあっても良くない?」
(母は愛を知ってるサイボーグみたいな人)
妹「病名つけてラベリングするのは医療的に楽だからだよ。病気を持ってる人も持ってない人も、いろんな特徴がある人がいるけど、全部個性だとわたしは思ってるよ」
(彼女は獣医学系を大学で学んでる)
夫「うたたねちゃん、もはや変って言われたいの?何回も変じゃないって結ってるのに全然信じてくれないの悲しい~」
(常時お気楽るんるん男)
こんな答えが返ってきました。
わたしの中で、変な自分、病気ぽい自分がずっと受け入れられなかったのですが、これも個性か~と妙に腑に落ちた感覚がありました。
このあと、きちんとメンタルクリニックにいって検査したわけではないので、わたしは本当は双極性障害かもしれないし、発達障害かもしれないし、はたまた別の何かかもしれません。
でも、生活できる程度の症状なので、それを判断してラベルを付ける必要はないのかなと思っています。
だからこれからもわざわざ診断してもらわなくてもいいかな~、と。
わたしの思う普通の人にも、調子が悪い日はあるし、悲しいことがあったら落ち込むし、大人でも涙を流すことはあるし、辛くてパニックを起こしてしまうときはあるなと気づきました。
その出方は人それぞれで、個性です。
「普通なんてない」そんな言葉がよく聞こえる世の中になってきましたが、それでもわたしは普通の人を目指したかった。
でももう、はっきりと正体が分からない「普通の人」を目指すことは辞めます。
わたしはわたしのままで、理想の自分を創っていきたい。
そんなふうに、ありのままの自分を受け入れることができるようになってきたんです。
そして冒頭の話に戻りますが、ありのままの自分を受け入れることができるようになってきてから、体調不良が怖くなくなりました。
正直に言うと、沖縄移住の準備が忙しく、将来が不透明で不安なことがたくさんあり、年明けから2週間あたりは調子が悪い日が続いていたんです。
頭が痛かったり、もやもやとした気持ちがあったり、落ち着かず眠れなかったり。
いままでのわたしは、「でも元気だから大丈夫!」と言い聞かせて頑張ることを続けていました。
でも、最近のわたしは「調子わる!もう寝よ!やめたやめた~」みたいな感じです。ほんといい加減で😂
眠れない日は、「よっしゃ夫も夜勤だしゲームしちゃお」とか。
おかげ様でゲームの進捗がとても良いです(笑)
気づけば、自分の調子について考える時間も減っていました。
わたしは大丈夫!みたいに言い聞かせることも最近はありません。
それでも不思議と自分の活動の進捗も悪くないし、案外フラットで気楽に過ごせているのが良いのかも。
ありのままを受け入れることは難しいし、わたしのこの記事を読んだだけですっと受け入れられるようになる人なんていないって分かってます。
でも、どこかで自分の腑に落ちる考え方が見つかるはず。
「大丈夫、大丈夫」そう言い聞かせているあなたへ、別に大丈夫じゃなくても良いんだよということを伝えたいです。
大丈夫じゃないときは、大丈夫じゃないあなたでいても良いんです。
うたたね🪻
自分がよく分からなくなってしまっている方、漠然とした不安がある方に向けて、サービスです。
口コミも載っているので、ぜひ見てみてくださいね▽
いいなと思ったら応援しよう!
