「ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯」本を読んだ感想
「ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯」
ボブ・トマス (著者) ☆4.0
ウォルト・ディズニーってざっくり「ディズニー」の生みの親というイメージしかなかったが、この本は彼の波乱万丈な人生をワクワクしながら理解できる優れた作品。
アメリカンドリームの典型といった人生だが、何度も失敗や裏切りを経験したこと、ウォルト自身が早い段階でアニメーターとしての仕事から手を引いていたこと、保守的な思想の持ち主であったことは意外だった。
そして何より印象に残ったのは、わがままで自由奔放だったウォルトを生涯支え続けた兄ロイの存在だ。独創的な創造主ウォルトと彼を財務的、精神的なブレーキ役を担ったロイ、両者のバランスがとれていたからこそ、ディズニーは成功したんだと思う。