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元教授、大阪駅でヨーロッパの鉄道旅を思い出す(その3、ニュルンベルクのソーセージ):定年退職19日目

前回はドイツの化学のことを書き始めて、思わず熱くなってしまいました。申し訳ありませんでした(これからも時々あるかも知れませんが、ご容赦ください)。今回は少し柔らかい話にしたいと思います。訪欧時の週末に訪れたニュルンベルクの話です。


フランクフルトからは、赤い角張ったDBの列車に乗り2時間ほどでニュルンベルクに到着しました。個人的には車好きなので、ニュルンベルクと言えば、まずは有名なサーキットです。「ニュル24時間耐」のレースや、サーキットでコースレコードを出すと「GT-R ニュル」などのように車名に名前が付けられることで、よく知っていました。しかし、サーキットは街中から少し離れていて、残念ながら訪れることができませんでした。


ニュルンベルクの特徴は、昔の城壁に囲まれた古い街並みです。観光客も多く、日本で例えるなら京都や奈良のような雰囲気でした。比較的狭い範囲に、美しい教会や印象的な橋が多くあり、中世の情緒をたっぷり楽しむことができました。

そして、ニュルンベルクの名物は言うまでもなくソーセージです。

タイトル上の写真(上)に街中で買ったポストカードの写真を添付しましたが、ドイツでは珍しい細めの短いタイプのソーセージでした。街中でそれらを買うと、カイザーというパンが付いてきて(写真の真ん中のパンです)、それに挟んで食べるのが一般的です。私好みの味で、何本でも食べられる感じでした。


ニュルンベルクだけでなくドイツでは、ソーセージ(ブルスト)がとても種類が多く特徴があり(写真、右下)、いずれも美味しかったです。私が最初に好きになったのは、「カリーブルスト」です。切ったソーセージに辛いソースがかけてあり、さらに上からカレーパウダーが振られています(写真、左下)。スナック感覚で楽しめる一品で、大阪のたこ焼きのように、皿に盛られていてピック(爪楊枝)で食べます。多分、日本人で嫌いな人はいないでしょう。


レストランに行くと、正式なディナーでもいろいろなソーセージが楽しめました。皮をナイフでむいて食べる真白いソーセージや、黒い血のソーセージなど、いずれもビールにもワインにもよく合う、というのがポイントでした。


それから、ワインではドイツ発祥のアイスワインが初めての体験でした。そのユニークでおいしい味わいに驚きました。化学者たちに作り方なども教えてもらったので、機会を見つけてその話を広げたいと思います。話がまた少しずれてしまうかも知れませんが・・・


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