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憲三郎にハマる
【アニメ: 悪役令嬢転生おじさん】
評判を聞いて観始めたアニメ、
『悪役令嬢転生おじさん』
転生モノは増えすぎて、
食傷気味だな~、と観てなかった
が!
観てみたら斬新で面白い!😆
まず、役所勤めの52歳
屯田林憲三郎が、交通事故で
ゲームの世界に転生する、と
ここまでは所謂『転生モノ』の
よくある基本的エピソード。
何が斬新かと言うと、
絵に描いたようなバーコード頭の
お人好し公務員おじさんが、
お蝶夫人のごとき金髪縦ロール
公爵令嬢になってしまう事!
更に、その声を演じるのが
昭和アニメで育った我々には
アンソニーとか島村ジョーとか
丘の上のヒーロー井上和彦さん💕
あ、そこで引いてる若者には
カカシ先生とかニャンコ先生
・・・先生ばっかり!!(笑)
で、この声も素敵なおじさんが、
高飛車で性格悪い貴族令嬢として
異世界で生きようと奮闘するが、
本来の真面目さと人のよさと
娘を持つ父親の心が邪魔をして
どんどん好感度を上げてしまう
嫌われ者の悪役なのに!
と、まあ、ザッと紹介すれば
こんな突拍子もないフィクション
なのだが、この作品が人気なのは
頑張るおじさんの可愛らしさと
滑稽な可笑しみと、そして・・・
思うように生きられない我々の
『別の人生を生きてみたい』
という密かな願望を、代替して
叶えてくれるキャラクターに
感情移入する幸福感だろう。
今まで真面目に生きてきた。
家族を守って奮闘してきた。
だけど、少しずつ思い始める。
私の人生は、このまま地味に
終わって行くのだろうか?
転生モノが流行るのは、
そこなのかも知れない。
この人生に悔いは無い。
私は家族を愛している。
それでも、これだけで
終わりたくはない。
どこかに本当の私を生かして、
世界に影響を与えるような
劇的な人生を送る世界があり、
突然そちらに呼ばれる日が
やって来るかも知れない。
転生モノにハマるのは、
実はゲーム世代の若者よりも
私のような、家庭や社会の土台
平凡で普通の人生を長く生きた
おじさんおばさん世代だと思う。
そして、特筆したいのは
このアニメのエンディング曲が
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が歌うこの歌だ!!
『マツケンサンバⅡ』🎵
すごくいい!😆💕💕
観ると気分が明るくなるよ!
ホントに好きだわ、このセンス。
とにかく、アニメとかゲームとか
興味ないから要らないわー
と、食わず嫌いせず観て欲しい
真面目に生きること、
家族を思うこと、
新たな世界に挑戦し、
そこで自分を活かすこと。
その素晴らしさを感じ、
楽しんで欲しいのだ。
そう、どこにでも居る
『普通のおじさん、おばさん』
になった大勢の人々。
これは、そういう人こそが
最高に楽しめる作品だと思う。
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ミスマッチなようで
実はとても合っているのだ!(笑)