野遊びラジオ448【ドラマ感想】「新宿野戦病院」第5話【病院勤務出戻り勢】
INTRODUCTION
小池栄子&仲野太賀ダブル主演。 オリジナル脚本・宮藤官九郎による初の医療ドラマ。 新宿・歌舞伎町が舞台の笑って泣ける“救急医療”エンターテインメント!
第5話あらすじ
クドカン好き病院勤務出戻り勢の感想
「命は平等」が一貫したテーマだと思っていたところに「命の格差」がぶち込まれた回でした。
エピソードを表面だけで見ると「ホームレスだったがためにVIPの政治家にECMOを横取りされて命を失った可哀想な老人男性」のお話とも読めるんですが。
亡くなるまでのシゲさんを観ていると、不幸でも可哀想でもない。
笑顔で思いっきり人生を生き抜いて還った人。
最期の瞬間まで全力を尽くしてくれる医療スタッフに看取られるって、最高に幸せな人かもしれない。
そんな見方ができるのは、今の自分がけっこう幸せだからなのかもしれません。
コロナ禍に前の病院で働いていた頃の自分だったら「特権階級だけが優遇されるクソな社会が!滅びろ!!」とか吠えてた気がする。
現場のスタッフに感染リスクを負わせて、自分たちは管理棟で電卓叩いてコロナ特需で儲けることに夢中な上層部の姿と重なって吐いてたかも笑
出戻りながらも世界線は移行できていることに感謝ですね。
第6話はマイナ保険証ゴリ押しネタもぶっ込まれていて、改めてクドカンさんの「ユーモアを武器に現代の情勢に斬り込む」脚本に唸りました。
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