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野遊びラジオ470【ドラマ感想】『終りに見た街』(テレビ朝日開局65周年記念番組)
あらすじ(引用)
テレビ脚本家・田宮太一(大泉洋)は、代表作はないながらも細々と続けて20年。
家庭では家族に疎まれつつも、しっかり者の妻・田宮ひかり(吉田羊)、思春期真っただ中の娘・田宮信子(當真あみ)、反抗期が始まった息子・田宮稔(今泉雄土哉)、そして認知症が出始めた母・田宮清子(三田佳子)と共に、ごくありふれた平穏な日常を暮らしていた。
そんなある日、太一はプロデューサーの寺本真臣(勝地涼)から『終戦80周年記念スペシャルドラマ』の脚本を無茶ぶりされ、断り切れずに渋々引き受けることに。
戦争当時を知らない太一は、寺本から送られてきた膨大な資料を片っ端から読みふけるが…。
いつの間にか寝落ちしてしまった太一は明け方、衝撃音で目を覚ます。
すると、自宅の外には森が一面に広がり、見たことのない光景が広がっていた。
何が起きているのか理解できず混乱する太一は、外に確かめに行ったところ、そこが太平洋戦争真っただ中の昭和19年6月の世界であることを確信――太一たち家族はタイムスリップしていたのだ。
この受け入れがたい事実に太一一家が騒然としていると、太一の亡き父の戦友の甥・小島敏夫(堤真一)から電話がかかってくる。
敏夫もまた、息子の小島新也(奥智哉)と出かけていたところ、昭和19年にタイムスリップしてしまったという。
敏夫父子と合流した太一はやや安堵したのも束の間、すぐに戦時下の厳しい現実に直面していくことに。
兵士に度々怪しまれる太一たちは、誤魔化しながら何とかその場を凌ぐが、戦争に突き進む日本で生き延びるためには昭和19年の生活に順応せざるを得ず…。
敏夫は持ち前の人当りの良さですぐに仕事を見つけて前向きに動き、ひかりも針仕事などできることを一生懸命やり始める。そんな中、なかなか現実を受け入れられずに抗っていた太一だったが…!
感想
視聴から1週間は経ってますが、まだ刺さってます。
「世にも奇妙な物語」のエグいのを観た時に近い余韻ですね。
クドカンさんの作品って、状況はエグくてもユーモアがあって、最後には希望が見えるものも多いと思うのですが、この作品は絶望感が強かった。
よく考えたら、今も北朝鮮はミサイルを定期的に撃ってきますし、海外では戦争が続いています。
対岸の火事でも、過去の出来事でもない。
心の中でも、いろんな自分が戦争してる。
まずは自分の中の戦争を終わらせよう。
今の現実を戦争にしない第一歩は、そこから。
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