保育②カナダの教育・モンテッソーリ教育
こんにちは!
さて今日も引き続き、保育のお話です。今回はカナダで行われている教育についてお話していきたいと思います。
カナダは私のように移民が多く、多民族国家として知られています。なので話す言葉や文化も人それぞれ。
なのですが、カナダでは主に3つの教育法が実施されています。
1.モンテッソーリ
2.レッジョエミリア
3. プレイベース
それでは今日はモンテッソーリ教育についてお話していきたいと思います!
1. モンテッソーリ教育
子どもって大人が教えなくても、歩けたり、ご飯が食べられたり、自然と学んでいきますよね?モンテッソーリ教育はそんな子どもの「自己教育力」を軸とした教育法です。
モンテッソーリ教育にとって、大切なことは子どもを取り巻く「環境」です。大人が子どもの発達段階に応じて適切な環境を用意し、子どもの興味関心からくる自発的な学びを促します。
モンテッソーリの「自己教育力」を育む教育環境は主に7つあり、粗大運動の活動(体全体を使う動き)、微細運動の活動(指先等の細かい動き)、日常生活の練習、感覚教育、言語教育、美術、音楽、です。
また科学的に研究され、この教育理念に基づいた教具が開発されており、それが使用されていることも大きな特徴です。
私はカナダの保育学生だった頃、週2回程度でモンテッソーリ教育を実施している保育園にボランティア&保育実習に行っていました。
これは海にいる生き物の絵とおもちゃをマッチングさせ、さらにはその名前を覚えるというもの。言語活動に繋がりますね!
この子は、鉛筆を使って上手に四角をなぞっています。指先を使った微細運動の一環です。
私のボランティア先だった園は、3-5歳児向けの保育園だったので、算数も取り入れられていました。Faceの数と色をマッチングさせるというもの。カナダでは”色”もmath(算数)の領域なんですよね。
私がモンテッソーリ教育法を実施している保育園をボランティア・実習生としてのぞかせてもらった感想としては、”教育”の要素が強い、ということです。
子どもが興味関心に合わせて、好きなアクティビティーを選ぶことはできますが、その時間がきっちり決められていて、子どもたちはそれぞれの活動に黙々と取り組む、といった感じでした。
学ぶことが好きな子どもには適していると思いますが、子どもの創造力(クリエイティビティー)を重視させる教育ではないので、もっと自由に学びたい子はちょっと窮屈になってしまうかも‥?というのが、私の正直な感想です。
子どもの性格や個性に合わせて、教育法を選んでいくことをお勧めします!
さて今日は、カナダの教育・モンテッソーリ教育についてお話しました。
次回もお楽しみに!
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