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保育のコバナシ①:女の子なの?それとも男の子?

こんにちは!

今日は、保育園であった子どもとのちょっとしたエピソードをご紹介したいと思います!

・・・・・

3年ほど前、私はロングだった髪をばっさりショートに切りました。

そして髪形を変えてから最初の出勤日。

外遊びから帰り、私は廊下で着替えをしている子どもたちの手伝いをしていました。

その時、ある3歳児の男の子が私のことをじーっと見つめて、不思議そうにこう聞きました。

「Yubae, are you a girl or a boy?」(Yubaeって女の子なの?それとも男の子?)

真剣に悩んでいる様子だったので、私が、

「What do you think? Do I look a girl? or a boy?」と聞くと、

「Umm............Maybe, you are a girl!!」と笑顔で答えてくれました。笑


その男の子にとって

・髪が長い人→女性

・髪が短い人→男性

という固定概念があったようです。そういえば、その男の子のお母さんも髪が長かったなぁ。

おまけにその日私は、ブルーのパーカー、ジーンズ、黒のレインブーツという男性色が強い服装だったために、余計にその子を混乱させてしまったように思います。

おそらく寒色系=男の子というイメージもあったのかな?

この男の子のように(私自身もそうですが)誰しも、男の子はこうあるべき!女の子はこうあるべき!といった、ある一定の性別によるイメージがあると思います。

私は大学生だった頃、一般教養の科目で「女性学」を受講していたことがあります。

その中で興味深かったことは、幼い頃によく聞くおとぎ話の中に、男女のイメージを象徴する場面が多くあるということでした。

例えば、「白雪姫」や「シンデレラ」などのプリンセスストーリー。

1.プリンセスは色白で、華やかなドレスを着ている。

プリンセスストーリーに出てくる主人公たちは多くのキャラクターが色白で、ドレスを着ているシーンが描かれています。幼い頃、多くの女の子たちはその綺麗で美しい姿に憧れます。

2.王子様がいつも助けに来てくれる。

プリンセスストーリーに出てくる主人公たちは、いつも王子様が助けに来てくれる、迎えに来てくれることを待つ立場です。つまり行動が受動的なんです。

3.プリンセスは人に優しく、親切である。

これに関しては女性を象徴する、というより、女性に対して求められる姿のような気がします。他にも”純粋”であることなど、クリーンなイメージであることが良しとされる傾向にあります。


こういった性別のイメージが隠されているお話を幼い時から聞くことで、子どもにも男女の固定概念が生まれるといった内容でした。

しかしながら、最近のディズニーやピクサーの作品を見ると、自分で運命を切り開いていこうとする女性キャラクターも多くみられ、時代の移り変わりとともに性別の固定概念の変化がうかがえます。

個人的には、性別に関わらず、好きなものは好き!やりたいことをやる!と主張できるような、そしてそういうことが認められるような世界になっていけばいいなと思います。


それにしても、その3歳児の男の子とはすでに約半年ほど同じクラスで過ごしてきたのに、今まで私のことをどう思っていたのだろう、、。笑

その子の真剣に悩む姿に思わずクスっと笑ってしまった出来事でした。

たまにはこういう短いお話を挟むのもいいかな?

では次回もお楽しみに!



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