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#青春記憶
タチアオイが好きなあの子
孤独にもいろいろなカタチがあるんだな。
私から見たらそれは
羨ましいとさえ感じるものなのに、
彼女にとっては虚しさばかりが募る孤独なのだと言う。
私はそれを聞いてまた
どれほど人と人が近付いても無くなることのないこの感情にどうしようもない虚しさと、それと同時に少しばかりの温かさを感じたりもする。
孤独を感じるこの思いは
私だけが感じているのではなく
みんなも感じているのだとそう思えば、私だけではな
迷い込んだ山、たまに出会う車
状況が変わらない時は堪え時だ。
遠ざかっていく市内を背にしながら登っていく山道はすごく興奮した。どこに着くのかわからない道を進むことは不安で心細くて早く帰りたかったけれど、折り返して今来た道を戻ろうとは思わなかった。ただ前の道に行きたかった。同じところに帰るのであっても、知らない道を通って帰りたかった。
どんな道を通っても、私には帰れる場所がある。これはとても心強いことなのではないか。あとは、私が