状況が変わらない時は堪え時だ。
遠ざかっていく市内を背にしながら登っていく山道はすごく興奮した。どこに着くのかわからない道を進むことは不安で心細くて早く帰りたかったけれど、折り返して今来た道を戻ろうとは思わなかった。ただ前の道に行きたかった。同じところに帰るのであっても、知らない道を通って帰りたかった。
どんな道を通っても、私には帰れる場所がある。これはとても心強いことなのではないか。あとは、私が目的地を決めて動き始めるだけだ。
その一歩が大きな一歩になる。
(20140816)
#白鷹 #青春記憶 #走り出した車