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先が見えない不安について

「先が見えなくて不安」と言うが、誰も「先が見えたことなんてない」と、思う。

もし、見える人がいるならば、それは予言者であって、予言者もそれは予言でしかなく、確かな未来ではない。

先が見える人なんていない。

人間はずっと先が見えない未来に向かって歩き続けてきたのだ。

これが通常運転だ。

では、みんな何が不安なのか。そんなことを考え始めた。

「先が見えない不安」はきっと「今」が不安なのではないかと、ふと、思った。

今の不安について考えてみる。

今の居心地の悪さ
今の収まりの悪さ
今の不安定な立ち位置
今の定まらない行き先
今に対する重たい気持ち
今、自分は何をしているのか、何のために、誰のために、どこに行くために。

自分の今に安心がない。それは不安だ。
遠い未来が不安なのではなくて、今立っている立ち位置がグラグラとしているのだ。
だから不安なんだ。先行きなんて先のことではなくて、今この瞬間のことなのだ。

と、私なりの仮説。

では、問いを変えてみる。

今、何がわかると安心する?
今、何が必要?
今、誰に会いたい?
今、何を話したい?
そして、
今、何がしたい?

今、この一瞬にフォーカスしてみることで動き出せるかもしれない。
今、動き出すことで、心が軽くなるかもしれない。
心が軽くなることで見える景色が変わるかもしれない。
見える景色の中に、明日へ続く道があるかもしれない。
選んだ道を一歩踏み出せば。
それは明日へ続く道。
歩いていれば「先が見えない不安」が薄らいでいく、消えていく。
のかもしれない…。

歩き出せば、
「先が見えないから不安」ではなくて
「今、何をしてるかわかっているから大丈夫」
の状態なのかもしれない。

だから、
今、この瞬間にフォーカスして。
自分に問いを立ててみる。
「今、私に必要なことは何?」
一瞬立ち止まり答えを探す。
一瞬、立ち止まる勇気、一瞬の余白。人生の隙間。
これも大切。
そして、一つでも何かきっかけを見つけたら、踏み出してみればいい。
踏み出した先に道は続いていくのだから。

目の前の道は1本ではない。四方八方、行き先なんてわからないが、たくさんの道が用意されている。
選べばいい。直感で。その先に出会う出来事は間違えでも失敗でも、成功でもなくて自ら選んだ人生を面白くするために用意されたドラマだ。

何事もない人生なんて、面白くない。
どんなことがあっても、それは自分が選んだ自分だけのドラマだ。

楽しもう。笑っちゃうくらい、面白いことが起こることを期待して。

今日はとりとめもなく、頭の中の言葉を書き出してみた。駄文失礼。

今日の短歌

この道の見渡す先の地平線 道は消えても我今に立つ

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