謝罪は素敵な香水だ。本当に。
人は誰しも謝りたい相手がいる。
それが友達に対してでも、家族に対してでも。
どんな些細なことだっていい。
勝手に冷蔵庫のアイスクリームを食べてしまったこと。体調不良と嘘をついて部活をサボったこと。近所のベランダにあるガラス製の家具を割ってしまったこと。
別にどんな理由であれ、誰に対してであれ、謝りたいことは誰にでもあると思う。
じゃあ今、このnoteを書いている私は?
謝りたい相手。
私は
自分に対して謝りたい。
カッコつけてるわけでもないし、弱ってる風に見せたいわけでもない。
純粋に 過去の自分、今の自分に謝りたい。
過去の自分には、
心の奥底まで面倒を見てあげられなかったこと。人の意見に左右されてばかりで、自分の心に向き合えなかったこと。
今の自分には、
まだ本気で私の人生を楽しませてあげれてないこと。大学の授業、オープンキャンパス活動、ゼミ、サークル、バイト、この前までは専門学校、学業も趣味もそして恋愛も全て
本気で楽しいって思えるように
自分から行動できていないこと。
いろんなことを自分自身にやらせといて、満足できずに次に望みをかけて、またいろんなことを始めちゃうこと。一つ一つを本気で楽しませてあげれてないこと。
本当に
本当に
ごめんなさい
今、就活に対しても同じ不安を抱えている私がいる。
春から大学3年生になる私が、こんなに悩むのは早いという人もいるだろう。
ただ、その人はその人。私は私。
私は既に、自分に対して満足できていない自分を抱えてスタートしなくてはいけない。
自己分析はどうしよう。ESなんて書けるのかな。
面接は本気で自分の考えを伝えられるの?語彙力もなければ、自分の考えなんてあるのかわからない。
しかも今のこの世の中で、自分のやりたいことを、がむしゃらにやらせてもらえるのかな。まぁやりたいことも見つかってないんだけどさ!!
でも、私が1番不安なこと。
それはこんなに悩んでるのに、就活が終わった時、自分に満足できてない自分が1番嫌だ。
満足できなかったリストに「就活」という単語は付け加えたくない。これ以上増やしたくない。
だから、私は未来で待っている就活を本気で始められるように
過去の自分と今の自分に心の底から謝ることにした。
最近読んだ本で、素敵な言葉が書かれていた。
謝罪は素敵な香水だ。
それはぎこちない瞬間を
優雅な贈り物に変えてくれる。
ーマーガレット・リー・ランベック(アメリカの作家)
この言葉を見た瞬間、心の中に溜まっていた過去と今に対する不安が消えていった。
自分の中に、謝ることができないプライドがあって、謝るという選択肢さえも見えていなかった自分に素直に向き合ってみる。
優雅な贈り物が何かはよくわからないけど、自分に対して謝罪をできたことが、1番の贈り物なのかもしれない。
過去と今の自分に向き合って、謝って、未来を見ることが、とても優しいものだと知った。
私はこの言葉に出会えたおかげで、自分に対して謝ることができた。
このnoteを最後まで読んでくれる人はきっとわずかだと思う。
もし、少しでも貴方の心に響いたのなら
誰に対してでもいいから、心の中でもいいから
謝るという選択肢を自分自身に与えてみてはどうだろう。
選択肢を持つだけで心の持ちようは全然違うと思う。
別に謝らなくたっていい。謝らないということは貴方の心の中にあるプライドであって、その軸は変えてはいけないことだから。
ただ選択肢として心の中に留めておいてほしい。
少しでも誰かの心に寄り添えていますように🌿
*おわり*