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『エフェクチュエーション』と私①

たぶんこの本、『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』との出会いは中川さんのXかnoteのはず。

ようやく一周目を読み終えたので、5つの原則を自分に照らし合わせて振り返るための準備段階として一旦整理しておく。


一周目の雑感

5つの原則のうち、「手中の鳥の原則」「クレイジーキルトの原則」は自分自身の体感と合致する部分が多い印象を受けた。「レモネードの原則」は、与えられた手札で勝負するしかない(某小説の一部を思い出す)をポジティブに捉えている。一方「許容可能な損失の原則」「飛行機のパイロットの原則」は普段意識することは無かったものの、振り返ると例えば投資などにおいてこの思考プロセスをたどってリスクを低減していたような気がする。


①手中の鳥の原則

「目的主導」で最適な手段を追求するコーゼーションとは対照的に、自分が既に持っている「手持ちの手段(資源)」を活用し「手段主導」で何ができるかを発想し着手する思考様式

p.44

「私は誰か」
「私は何を知っているか」
「私は誰を知っているか」

p.45

②許容可能な損失の原則

「失うことを許容できる範囲」においてのみ資金を使おうとする傾向や、出費をできるだけ抑える傾向が見られました。つまり彼らは、予期せぬ事態は避けられないことを前提とした上で、最悪の事態が起こった場合に起きうる損失をあらかじめ見積り、それが許容できるなら実行すればよい、という基準で意思決定を行っていた

p65,66

③レモネードの原則

不確実性の削減を重視するコーゼーション
         ↕
偶発性の活用を重視するエフェクチュエーション

予期せぬ事態は不可避的に起こると考え、むしろ起こってしまったそのような事態を前向きに、テコとして活用しようとする傾向が見られました

p.85

When life gives you lemons, make lemonade.
(人生が酸っぱいレモンを与えるなら、レモネードを作れ)

p.86

④クレイジーキルトの原則

ジグソーパズル(コーゼーション)
   ↕
パッチワーク(エフェクチュエーション)

意思決定には、コミットメントを提供できるあらゆるステークホルダーと交渉して、パートナーシップを模索する傾向が見られました。
(中略)
いまだ市場が存在しない新規の事業であるならば、誰が顧客で、誰が競合になるかは、事後的にしかわかりようがないと考え、むしろ交渉可能な人たちとは積極的なパートナーシップを求めようとしていたのです。

p.108

⑤飛行機のパイロットの原則

コントロール可能な活動に集中し、予測でなくコントロールによって望ましい成果に帰結させる

pp.142



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ムー
今の私は出会ってきた全てのヒト・モノ・コトによって形成されていると思います。これまでにいただいま縁や恩を他の形に昇華して、次世代の人にまで届けられるように、引き続き頑張ります。

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