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寒空の下 [中編小説]

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西山拓己は両親をはじめ、周囲の大人から過度に甘やかされて生きてきた。結果、特別な才能もないくせに、プライドだけは非常に高い人間に育ってしまった。彼は単位が足りず、大学を留年するこ…
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#大学生

連載小説|寒空の下(18)

 あと一週間働けば、母親と約束していた30万円を貯金することができるというところまできてい…

諸星颯太
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連載小説|寒空の下(17)

 ショッピングモールを利用したこともないのにネルーダは厄介なクレーマーだと認定された。俺…

諸星颯太
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連載小説|寒空の下(11)

 花蓮さんと手を組んだことによって、労働環境は見違えるほど改善された。午前に2時間、午後…

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 警備員として働き始め、1週間ほど過ぎた日。俺は時間という概念に縛られすぎている自分に気…

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連載小説|寒空の下(1)

 冷たい冬の雨が降っていた2月のある日、俺は大学の単位を取り損ねたことを知った。嫌な予感…

諸星颯太
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