ギフテッドについてのよくある誤解
※最初にお知らせです。読み書きの学習障害に対する学習支援のポイントについてセミナーを行います。ご興味のある方はぜひご参加ください。お申し込みは下記のURLからお願いいたします。
それでは本題。ギフテッドについては過去にこんな記事を書きました。
今日はギフテッドについてのよくある誤解について言及します。
誤解① ギフテッドは天才
ズバリ!ギフテッド=天才ではありません。そもそも天才って曖昧な概念ですよね。一方、ギフテッドについてはしっかりと定義されています。
”ギフテッドは、1つあるいは複数の分野でずば抜けた素質(論理的思考力や学習能力)、あるいは、力量(上位10%以上の成績)を示す人々である【全米小児ギギフティッド協会】”
ギフテッドを天才と言ったり、ギフテッド教育を英才教育と勘違いしている人がいますが、これは間違いです。
誤解② ギフテッドはなんでもできる
ギフテッドは1つあるいは複数の分野で高い能力を示すことは確かですが、クラスの優等生のようになんでもできる訳ではありません。
ギフテッドの才能はより「特化」しています。つまり狭い領域での能力について、ずば抜けた素質を持っているということです。
むしろ極端に苦手な領域を持っていることも往々にしてあります。
誤解③ ギフテッドは発達障害
これも間違いです。ギフテッドの定義は上記に示した通りです。確かにギフテッドの中に発達障害を併発している子が多くいるのは確かです。
しかし注目すべき点は、ギフテッドな子供たちは、他の人たちよりもある一つのことに執着したり、熱中したりすることで社交性や、自分の得意分野以外のスキルを身につけることが遅れてしまうことがあり、発達障害と誤診されてしまうことがあるということです。
ギフテッドの子供たちに適切な教育が施されるためにも、このような誤解は早く払拭したいところです。