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漢陽寺山門#2 くぐって、見上げて、見回して

山口県周南市鹿野の古刹・漢陽寺の山門をくぐると、正面に本堂と、それを囲む塀、そして国の登録記念物登録を記念したプレートが見えます。

この山門については、建立された時期ははっきりしていないそうです。
記録には1677年(延宝5年)の大火災後、毛利氏の加護により再建されたとあるため、それより以前には山門があったようです。

建立当初は茅葺きだったそうですが、明治末期に瓦葺きの山門になったと伝えられています。

山門を見上げると、千社札が貼られていました。

門の正面右側の扉には、穴が開いています。
これは、明治初期に行われた「田原坂の戦い」の際に、境内に逃げ込んだ人を撃った大砲の跡だと言い伝えられています。

応安7年(1374年)に建立され、令和6年で650年の歴史を持つ漢陽寺。
山門ひとつにしても、長い歴史の中でさまざまな足跡を残しているんですね。

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