かざぐるま

初めまして!趣味でイラストや小説を書いています。ネットはあまり得意ではなく、分からない事がたくさんありますが、これから、どうか、よろしくお願いいたします!<(_ _)>

かざぐるま

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最近の記事

不法侵入!28「大金植物!?」

正幸も晃博に続いて更衣室に入ると少ししけた熱気と空気が天井にある空調から身体にはりついてきた! 中央に2台の長椅子!薄暗くはないが、どこか小さくこじんまりとした室内!白い小窓から外の強い日差しが漏れてここにもいくつかの植物が置かれていた!白い壁のはしには扉があいたまま鍵のついたシンプルなねずみ色の四角いロッカーが並んでいて、誰もいないせいか透けてみえる浴室はジョロジョロと水の音にまじりがらんと静まっている! 晃博「なんだ、ほんとせめぇな!自販機のひとつもねぇのかよ!冷房も

    • 不法侵入!27「緑の空間!」

      そして、言われた通りすごすごと重い足どりで、店先へ向かう正幸! ういいーんと自動にドアが横に開くと店の中から、のれんが揺れ極楽なひんやりの空気が正幸を心地よく包み込み目をつぶる!ハンバーガーショップの時と同じ感覚に単純思考な正幸は、脳内の憂鬱な気分が一気に吹き飛んだ 正幸「ああ~、生きててよかったあ~!ふーっ!とため息も一緒にでちゃうのは、なんでかな!(-_-;)」 目を開けると、温泉らしい、黒いはっぴを羽織った60だいくらいの男性が、「はい、いらっしゃいませ~!今の時間

      • 五月晴れ!

        今年は、あまりツバメを見かけていないけど、どこかには、いるのかな!だいたい雛たちの旅立ちが7月くらいって聞くから、また、お出かけがてら周りに巣がないか見渡してみようかな!♡(*´ω`*)

        • 神道!

          前回の「潮の鎖!」より 貴弘はもともと真面目だけど、頑固な所もあるせいか、いつもドンと構えている様子が多いです!弱い所をあまり人に見せない性格ですが、高校3年最後の学園祭で、強烈なハプニングがおきます!((+_+))たぶんその絵は描かないかもしれませんがいずれ描くかもしれません!(曖昧です!)

          潮の鎖!

          かなり久しぶりに描いたものです!主人公は高3の貴弘(たかひろ)で柔道部の主将です!新しい小説にしたかったのですが、かなりエログロでやばそうなストーリーなので文章は省略させていただきました。🙏💦💦でも、イラスト集のようにちょくちょく投稿させていただくかもしれません!いつも、閲覧をしてくださる皆様、本当に、ありがとうございます!♥️m(_ _)m

          それでも太陽は赤く染まる!17「こもれびの姉弟!」

          危機一髪早朝のオーブントースター爆発騒ぎでひやひやさせられた、ひとしたち姉弟。桜の並木道を歩きながら美穂の不満の口調は止まりません。 早朝のオーブントースターの事件から無事何事もなく家を出る事が出来た、ひとしと美穂。 住宅街の桜並木をひとしは自転車を引きながら徒歩の美穂と一緒に黙々と歩いている様子。また再び姉弟げんかが勃発しているようです。 美穂、イライラの速足で腕時計の針を目で追いながらひとしに吐き捨てるように・・・。 美穂 「ったく、なんで気をつけてちゃんと見とかな

          それでも太陽は赤く染まる!17「こもれびの姉弟!」

          それでも太陽は赤く染まる!16「土曜日の朝!」

          昨夜遅くに帰宅した姉の職場での恋愛トラブルのいざこざ話しに、つい首を突っ込み巻き込まれて寝不足気味のひとし。(-_-)zzz 職場ついでの姉に早朝にたたき起こされたひとしは不機嫌そうな顔つきです。 学校休みの土曜日は10時からそろばんと同じ学習塾で習字の習い事があるので出来ればそれまではゆっくりと眠っていたいのがひとしの希望なのだが・・・。 そろばんの荒川先生は教員免許や珠算暗算検定、様々な資格も沢山持っていて、そろばん、習字、小中の各教科の学習等幅広く教えていた。

          それでも太陽は赤く染まる!16「土曜日の朝!」

          それでも太陽は赤く染まる!15「姉の宿命!」

          塾さぼりの遅帰りで母親と再び大喧嘩をしたひとし。食欲も失せどっと押し寄せた一日の疲れを癒そうと自分の部屋に逃げるように入り横になった。すぐに意識が遠くなったが、それでも、まだひとしの一日は終わらずに仕事帰りで深夜に帰宅した姉に再び起こされて・・・。 ほとんど、対した食事も取らずに、母に怒鳴られて食欲も失せてしまったひとし。 部屋に入ると1日にたまった疲れがどっと押し寄せ横になるやいなや、すぐに意識が遠くなった。 しばらくの間、死んだように寝息をもらしていたひとしだったが

          それでも太陽は赤く染まる!15「姉の宿命!」

          それでも太陽は赤く染まる!14「よみがえる乱情!」

          つかの間の気分転換で外を自転車で走らせていたひとし。 だが、だいぶ心も浄化されて落ち着きを取り戻して無事に家に帰宅したひとしを待ち受けていたものは・・・。 日がすっかり暮れた住宅の団地へ到着したひとしは自転車を止め、いそいで得意の2段飛ばしで自室の501号室へと階段を駆け上って行く。 ひとし 「父さんたち、もう帰ってきてるかもしれない!」 ひとしは鍵の入ったズボンのポケットへ手をいれて、頭に父と姉の事を思い浮かべながら到着した自室でドアのカギを開けるとおそるおそる

          それでも太陽は赤く染まる!14「よみがえる乱情!」

          それでも太陽は赤く染まる!13「戯れる人影!」

          母とケンカをして、もやもやした気分で外を飛び出したひとし。結局塾のそろばんには向かわず買い物がてら名古屋のテレビ塔付近の栄を自転車でぶらぶらと漂流して時間をつぶし、夜風の香りをあびるようにすっかり暗くなった自宅へと向かっていた。すると自宅間近の学校になにか奇妙な人影が・・・。 春の夜風の心地よい香りを感じながら、ひとしはすっかり遅くなってしまい、少し急ぎ足のペダルで自転車を走らせていた。 自宅に近づくにつれ興奮がじょじょに冷めるのが自分でもわかった。・・・と考えていると

          それでも太陽は赤く染まる!13「戯れる人影!」

          それでも太陽は赤く染まる!12「夕暮れの散歩道!」

          心に傷を負ったひとしが向かう、居心地の良い場所?。大切な時間とは・・・! 母親と大喧嘩をして家を飛び出したひとしは、ちゃっかり頼まれた買い物のエノキダケだけはスーパーによって買ったものの、けっきょくそろばんには行く気にはなれずに、無意識にそのまま自転車でテレビ塔の見える名古屋の中心の栄の方までペダルを走らせて行った。 ビルの横を行きかう人々、社会人や学生たちにすれ違いながら、ひとしは頭の中がまるで漂流したようにぶらぶらとあてもなく沢山の街並みを眺めるように進んでゆく。好

          それでも太陽は赤く染まる!12「夕暮れの散歩道!」

          それでも太陽は赤く染まる!11「心の闇と桜吹雪!」

          母とケンカして自分の部屋で疲れてうたた寝して、だいぶ興奮がおさまったひとし。だが、気を取りなおしてそろばん塾へ行こうと部屋を出ると再び追い打ちを立てるような、母の怒りに触れてしまい・・・。 空腹で頭が回らなくなって昼寝さえも出来ないと考えていた時、ふいにひとしは勉強机のなかに食べかけのカロリーメイトのクッキーが入っていたことを思い出した。 なので布団から起き上がり、引き出しを開けてチーズ風味のひとかけらだけ袋に入っていたそれを取り出すとすぐに再び布団にもぐり空腹をみたすこ

          それでも太陽は赤く染まる!11「心の闇と桜吹雪!」

          それでも太陽は赤く染まる!10「癒しの空間!」

          母親、絹代とけんかをして自分の部屋に引きこもるひとし。やり場のない恨みはどこへも向ける事が出来ず、ただ布団の中に入ってふてくされるしかなかった・・・。 部屋に入るとひとしはすぐに朝から引きっぱなしの自分の布団の中に制服のまま、もぐりこんだ。静かにふてくされるように布団から顔を出すと目前と後ろにある水槽のモーター音が部屋中に響き反射してひとしの耳にこだましている。水の中では紅白がらの、尾の長い金魚のコメットたちがご飯を欲し気な顔でひとしのまわりにひれをひらひらさせながら集まっ

          それでも太陽は赤く染まる!10「癒しの空間!」

          不法侵入!26「クールな視線!」

          晃博兄に半場強引に押し通されるように、バイクで走り向かった銭湯!途中細い道や坂をお構い無く飛ばしてきたので、後部座席にいる正幸には、やはり生きた心地がしなく、汗びっしょりになってしまっていた! ほんの、15分ぐらいの距離だったみたいなのに恐怖で1時間以上に感じられた! そして、何だかんだと無事、到着した銭湯は、そんなに目立つ感じの大きな建物ではなく横文字で、「竜の湯温泉」とわりと黒い瓦屋根の素朴で普通的な質素なものだった! 周りは細い木も多く砂利道にすべらせるように到着し後部

          不法侵入!26「クールな視線!」

          それでも太陽は赤く染まる!9「堪忍袋の緒が切れる!」

          そして新任の山岡先生に言われた説教がひとしの頭の中をぐるぐるまわり、家に帰るとのんびりとせんべいを頬張っている母の絹代に対し、怒りが爆発してしまいます。 担任の山岡に勉強の事で屈辱を受けて泣きべそ状態で、ひとしは学校からまっすぐ、すぐ隣にある市営の住宅に帰宅をすると台所では専業主婦の母、絹代(49)が昼ドラを観ながらソファーで腰かけてのんびりとのりせんべいをつまんでいた。 (絹代、音もなく恨めしそうな視線で入ってきたひとしに気づいて・・・。) 絹代 「びっくりしたね

          それでも太陽は赤く染まる!9「堪忍袋の緒が切れる!」

          それでも太陽は赤く染まる!8「恥さらしの人生!」

          時間の流れに身を任せるように気分の乗らないまま、ひとしの新学期の1日が終わろうとしていた時、下校時の靴箱で、そんなひとしに追い打ちをかけるように背後からゆっくりと忍びよる影が・・・。 そんなこんなで校歌を合唱してその後、定番の新入生たちと向き合ってお互いあいさつしたりすると、式はあっけなく終わった。 だが、教室に新しい2年の教科書とカバンを取りに行った帰り、ひとり土間の所でひとしが虚ろな目でくつを履き替えているとふいに担任の山岡先生に「服部~。」と肩を後ろからぽんとたたか

          それでも太陽は赤く染まる!8「恥さらしの人生!」