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偉人と喋りたくば辞世の句を知れ
こんばんはナスオです。
今日は高級イタリアンに内定者食事会で行ってきました。自分は人見知りなので、こういう場はすごい苦手なんです。
また、席がめちゃめちゃかっこよくてきれいな先輩に囲まれ蛇に睨まれた蛙状態でした。
それでも優しい先輩や将来の同期に話を振ってもらって、こちらも話を出来る環境になりました。昨日述べたように南極を溶かす勢いは無かったですが、東京に降り積もった雪くらいは溶かせたのではないでしょうか。 まあ何回かブリザードを吹かせてしまったんですけどね。
今回は自分のように話やワードのセンスがない人が学べる内容になっています。
辞世の句とは
まずは辞世の句とはなんぞやと解説します。
辞世の句は人がこの世を去る時(まもなく死のうとする時など)に詠む漢詩、偈、和歌、発句またはそれに類する短型詩の類のことを指す。
つまり人が亡くなる直前に読んだ句のことを辞世の句といいます。
僕がこれに興味を持った理由はあの大人気漫画ONEPIECEのキャラクター光月おでんの漫画内の辞世の句です。
光月おでん
彼の生き様を少し紹介します。
彼はある国の将軍の息子として生まれました。破天荒でしたが徐々に皆から慕われるようになりました。様々な伝説を残し、時期将軍だと言われていましたが、オロチという人物らの陰謀によって将軍にはなれず、国民の為に反逆を起こしますが敗北し処刑が決まります。
その死の間際に行った辞世の句がこちら
一献の酒のお伽になればよし
どうです、、?自分の起こした出来事や伝説などは語り継がれることは望まない。食事の際のちょっとした笑い話になれば十分だと。
これを死ぬ間際で言えますか、、?
自分のことは棚にあげず最後まで天狗にならない様が痺れます。
この漫画によって興味を持った僕はいろんな偉人の辞世の句を調べてみました。
まずはこちら
思いゆく 言の葉なくて ついにゆく 道はま迷わじ なるに任せてー黒田官兵衛ー
これはシンプルですけど思いの強さを感じますよね。思い残すこともない。迷わずに身を任せて旅立とう。
彼は豊臣秀吉の参謀として使えた人物です。もう全てやりきったということが伝わってきます。
続いてはこちら
あら楽や 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なしー大石内蔵助ー
これも思いがすごい伝わりますね。大石内蔵助たち赤穂浪士は仲間の仇を討つことができたが切腹が決まる。しかし仇は討てたし心残りもない、不満もなく晴れ晴れとしている。覚悟や仁義を感じますね。
3つ目はこちら。
夢よ夢 夢てふ夢は夢の夢 浮世は夢の 夢ならぬ夢ー小笠原長行ー
これは中々インパクトがある句ですね。夢のガトリングじゃないですか。
小笠原長行は江戸幕府の老中だった人物です。
これは夢のなかで見る夢は本当に楽しい夢ばかりだ。しかし現実は違って生々しいものだという解釈でしょうか。
次で最後にしましょう。この句が一番印象に残っています。
わが亡骸は野に捨て獣に施すべしー一遍ー
中々衝撃的な句ではないでしょうか。一遍は鎌倉時代の僧侶らしいです。なんかもうこの句はその通り自分の死体は野原に置いて獣のエサにしてくれ。という意味です。もう悟りを開きまくっていますね。
未練は全くないとも捉えられますし、弟子に葬儀を行う必要なしという優しさもあるのではないでしょうか。
いかがでしたか。少し重い内容になってしまったかもです。申し訳ございません。
しかし辞世の句は偉人の実際の発言を知れるすごく価値のあるものだと思っています。このたった17音の中に人生や思い、感謝など人それぞれ詰めるものが違うのです。
辞世の句を知れば偉人が実際に居たのだと感じる事が出来る気がしました。
では今日の振り返りとして一句を述べて締めたいと思います。
いきなりハードル爆上げしてしまいましたやべぇ。
食ってみな?飛ぶぞ我らのサイゼリヤ
なんの句なんでしょう。解釈は今日は高級イタリアンを食べましたがやっぱりサイゼリヤが一番うまいという意味です。
一応「食ってみな」と「サイゼリヤ」は下三音が韻を踏んでることを褒めてほしいです。
、、、あれおかしいな称賛の声が聞こえないな、、
形変えてしまうぞコノヤロウ!!!
ナスオ
(後半は相席食堂のネタを題材にしてます。いつも置いてけぼりにしてごめんなさい。)