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自宅でコーヒーを焙煎してみた話

はじめに

私の担当も3日目になります〜。やほ〜!(Yahoo!ではない)

こちらは かふぇおれ Advent Calendar 2023 19日目の記事です。
18日目は〇〇さんによる『』でした。

そのうちちゃんと反映されるはず

この記事を読んでいるってことはきっとコーヒーが好きな人も多いことでしょう。コーヒーショップでのひと時を楽しんだり、ローカルな焙煎豆屋の店主と仲良くなるのもいいですが、実は自宅で手軽にコーヒーを焙煎することもできるんですよ!そして、これが案外面白くて奥が深いんです。

今回は、『家庭でのコーヒー焙煎のススメ』、そして何より『実際にやってみた!』という部分にフォーカスして綴っていこうと思います。初めて焙煎をしたのは雙峰祭が終わった2日後の11月7日。焙煎歴5週間の記事にはなりますが、ぜひ暖かく見守ってください(焙煎だけに)。それでは、早速本題に移ります!


焙煎とは?

コーヒーに馴染みのある方は、よく焙煎具合を気にすることがあるかと思います。
一応焙煎について調べてみました。

焙煎(ロースト)とは、味や香りがほとんどない「生豆(なままめ)」を煎る作業のこと。加熱によって生豆の成分が化学変化を起こし、私たちがよく見かけるコーヒー豆に変わります。

『焙煎(ロースト)』をよく知ろう!美味しいコーヒーに出逢える豆知識
https://www.ejcra.org/column/ca_158.html

まあ、読んで字の如く、そうですね、、といった感じです。

自分でやるメリットってあるの??

「焙煎された珈琲豆は近くに美味しい焙煎豆屋があるし、オンラインでも手に入るじゃん」「どうして自分でやるの?」という問いに自分なりに答えます。

やってみたいから

一言で言えばこれにつきます。自分でコーヒーをハンドドリップしている人なら何となく共感できるのでないでしょうか?そう、ドリップに凝った次は、豆にも凝りたくなってくるんです。(本当に?)

しかし、上記のような興味本位であるという理由以外にも、ちゃんとメリットはあると思います。場所にもよりますが、大抵生豆の方が少し安く買えます。(焙煎の手間を考えると妥当な値段設定だったりする

いつでも新鮮な味わい

焙煎済みの豆は、月日と共に徐々にガスが抜け、劣化していきます。
自分でコーヒーを焙煎することで、飲みたい種類を飲みたい量だけ焙煎し、残りは生豆の状態で取っておくことができます。もう冷凍庫の奥底で珈琲豆を眠らせる必要はありません。

焙煎度の調整が可能

焙煎度を自分で調整することができます。自分の好みやコーヒーの種類に合わせて調整し、自分好みのコーヒーを作ることができます。深煎りにすると苦味が強くなりますし、浅煎りにすると酸味やフルーティーな風味が引き立ちます。また、煎り違いで飲み比べがしたい時にも、わざわざ2種類買う、といった手間が省けます。

コーヒーの深い知識が身につく

コーヒーは飲む、淹れる、だけでなく焙煎にも奥の深〜い世界が待っています。家庭での焙煎を始めることで、その世界に片足だけ浸ることができるのでおすすめです。また、焙煎を通じてコーヒーの知識を深めることで、飲む時、淹れる時に、コーヒーをもっと楽しむことができるようになります。

どうやってやるの?

手頃なサイズの片手鍋ガスコンロ。それさえあればだれでも自宅で焙煎を始めることができます。始めることはね。(笑)
焙煎自体には様々な方法があります。

片手鍋

片手鍋での焙煎は、誰でもおうちで挑戦できます。『手鍋焙煎』とgoogleで検索してみてください。細かくは後述しますが、予熱→豆を振り混ぜながら加熱→火から降ろし、うちわ等で冷却といった流れです。

手網

銀杏を煎る際に使われることが多いみたいですね。手鍋より焙煎中に豆からはがれた薄皮(チャフ)が舞いやすく、キッチンが悲惨になるかも?という噂です。気になる方はUCCのこちら↓をみてください。

ユニオンサンプルロースター

小型で家庭で扱えるサイズながら、スプーンやホッパーなど本格的な焙煎機に構造が近いです。プロがサンプルローストをするために出来たものですが、一般ユーザーにも普及したようです。これから腰を据えて自分で焼くんだ!という意志のもと購入してみましょう。


専用の焙煎機を使用した焙煎

PROBATFUJI ROYALの名前をよく聞く気がします。明日から開業したい方はぜひご検討を。
専用の焙煎機を使用した焙煎は、正確な計測器や安定した熱源が備わっているため、より正確に温度管理でき、再現性のある焙煎が可能です。

でも、、お高いです!!!!場所も必要です!!!
諦めて自家焙煎豆屋に頼るのが吉ですね。

P.S. 
FUJI ROYALが面白そうなものを販売してました。気になる方はぜひチェック。


焙煎、やってみた!

自分は何を買ったのか、というと

こちらです。パッケージ破損か何かで、安くなっていたタイミングで買ってしまいました。たくさん焙煎して元が取れるよう頑張りたいです。(笑)

0. ハンドピック

虫食い豆とか変色、欠けてるものなどをはじいておきましょう。

生豆の写真。ブラジルのイエローブルボンPN

1. 余熱

『暖気』とも言うらしいです。自分はガスコンロ標準装備のSiセンサーを用いています。250℃になった時点で自動で弱火にしてくれる真ん中のアレです。アレが作動したら、火を消してちょっと待ちます。

2. 豆、投入!!

豆をこぼさないようにいれます!点火🔥
タイマーも同時にスタートします。

焙煎開始!じっくり超弱火から

3. じっくり水抜き

とろ火くらいで構え、数秒振っては数秒休み、を繰り返します。振るとカチャカチャと豆の軽い音。bb弾のようです。

4. GOLD POINT

カラカラコロコロといったちょっと柔らかい音になります。ちょうど水蒸気から生野菜のような匂いから香ばしい蒸した焼き芋(それはふかし芋では?)のような香りが立ってきて、豆からも緑っぽい印象からGOLDに変わっていますここで火力を普段の中火くらいに引き上げ、前よりも振る頻度を細かくします。メイラード反応などがどんどん進みます。美味しいコーヒーにするには、ここで上手く加熱するのがポイントらしいです。

メイラード反応は、起こる時間が長くなればなるほど甘さや香りがでて、短いと酸味が強く薄っぺらい味になります。ですが、長すぎると味や酸味が感じにくくなります。155度になると一気にすすむので、焙煎中に急に香りが強くなります。

コーヒーを化学する。コーヒー豆の焙煎で起きる化学反応とは

5. パチパチ💥1ハゼ

黄色かった豆が薄い茶色になった具合からそろそろ来るかなぁと火力を弱火くらいにします。すると、、、パチンッ‼️と豆から破裂音がちらほらとします。だいたいここまで来るのに8〜10分ほど?ハゼの間隔があまりにも近く、連発するようであれば、焙煎器を高めにして火から少しキョリをとり、逆に間隔があきすぎる場合には、近づけるor火力を上げるなどします。
ライトロースト………1ハゼの始まり
シナモンロースト……1ハゼのピーク
ミディアムロースト…1ハゼの終わり
ハイロースト…………1ハゼの終わりから2ハゼまでの中間


1ハゼ始めで終了↑

6. …ピチ…ピチピチ…2ハゼ

その時は静かにやってきます。嘘です、ぼーっとしてると1ハゼの延長かな〜と聞き逃し、あっという間にイタリアンローストになります。(丸焦げ)まるで焚き火に当たっているかのような、そんなピチ、パチ、と言う音です。だんだん湯気というより滲み出た油によるが立つようになります。
シティロースト………2ハゼの始まり
フルシティロースト…2ハゼのピーク
フレンチロースト……2ハゼの終わり

2ハゼピークのフルシティ↑

7. 焙煎終わり!急いで冷ませ!

いい感じに焼けた〜〜と思って喜んでいてはいけません。直様冷まさないと、200°C以上ある豆は、そのまま焙煎が進行してしまいます。ほら、急いで仰いで!
熱に耐える容器であればなんでも大丈夫ですが、チャフが落ちるくらい粗めのザルがあると便利です。


どちらも焙煎前50g。改めて比べると面白い。

焙煎のコツ

理論などに基づく、コツは調べて出てくる他のサイトをご参照ください。ここからはあくまで、焙煎歴5週間の私が実体験に基づいたコツを記述いたします。

思ったより弱火

これは、使っている鍋やガスコンロによっても違ってくると思いますが、自分は最初の2回は狙った焙煎度を通り過ぎ、見事に焦がしました。焙煎はやっぱり火力調整と温度管理が肝のようです。始めたばかりなので、感覚で焙煎していますが、焙煎中の温度を正確に測るためには、放射温度計を買うと良いのかもしれません。

チャフは自然に帰すと良い(良くない)

ベランダで吹き飛ばします、うちの前には自然があるのでヨシ!(ダメーー!)良い子は真似しないでね!あとこの時期(12月)は寒すぎるので、外に出ない方が良いです。網目の粗いざるを使って上手く取り除きます。団扇で冷ます前に、ある程度取り除くとその後の掃除が楽に済みます。

ザルから落ちたチャフたち

生豆の選び方

焙煎後に飲むと考えると『好きな豆を選ぶ』これが最適解かと思います。しかし敢えて焙煎という観点で言えば、豆のスクリーンサイズが揃っていて大粒すぎないものを選ぶと焙煎に失敗しにくいです。また、初めのうちはウォッシュドプロセスのものを選ぶと良いかもしれません。安価で安定して手に入れられるとなお良いです。コロンビアやパプアニューギニアなどでしょうか。逆にスマトラ式のマンデリン等は、生豆自体の水分量にばらつきがあるためか、難しい印象でした。

ちゃんと真面目にやるには、、?

コーヒーの焙煎は、複雑な化学反応とも言え、専門的な知識と技術が必要です。また細かな温度管理や時間をコントロールする必要があり、機材の関係で家庭で再現するのは難しいかもしれません。また、安定した焙煎を目指すにあたり、目・鼻・耳のかんや経験が頼りになってきます。

コーヒー豆の保存

焙煎した豆は酸素・水分・紫外線・温度によって劣化するといいます。長く新鮮な状態を保ちたい場合には、密閉容器に入れて冷暗所で保存しましょう。また、2週間以内を目安に消費することが望ましいです。

まとめ

家庭でのコーヒーの焙煎は、意外に簡単に行うことができます。焙煎の基本のコツを押さえながら、自分好みのコーヒーを楽しんでみてください。さまざまな焙煎方法を試してみることで、より美味しいコーヒーの世界を探求することができるでしょう。

ChatGPTに書かせた薄いまとめ

コーヒー好きにとって、自分でやるという手間や労力をかけることで、自分だけの格別なコーヒーを楽しむことができる醍醐味があります。一般的には焙煎後、数日程度ガス抜きをした方が良いと言われますが、自分で焙煎した豆を直後に飲む、というのも一味違う良さがありますね。また、生豆の仕入れ焙煎、挽いて抽出までしてくれるカフェのありがたみも感じることができます。


以上、かふぇおれ Advent Calendar 2023 19日目の記事でした〜〜。
明日はしのけんたさんです!

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