神さまあともう少しだけ。
………。
去年、一昨年、その前の年。
クリスマスは毎年違うのですが。振り返ることは前に進むために必要かな、って。
去年、一昨年はやはり悩みながらも幸せでした。そうだったなぁ。
気持ちはやはりこの曲かな。
あんまり女性シンガーのCD、って買わない私がアルバム購入したマライア・キャリー。
毎年悩むようになったのはいつからかしらね。
確かに悩みながらも去年も一昨年もやはり幸せでした。
小さな頃から一番大好きだった日のはずのクリスマス。
今はどうだろう。よくわからないのです。
本当に波乱の連続のここ数年、一昨年、昨年のクリスマスは確かに私は幸せでした。
一昨年もやはりマライア・キャリーを聴いたクリスマスでした。なぜかしらね。不思議と次の年には飾りつけがグレードアップしてるけどね。一昨年のクリスマスです。
一昨年、R氏から買ってもらったクリスマスツリー。
ツリー買いに行こうか、って言われて照れ臭くて。本音は嬉しくて。
どんなのがいい?って聞かれて。ピンク、なんてふざけたのを思い出して。
LUNA SEAのLIVE、あきらめてなくて。彼の家でスレイヴらしくキチンと(周りからみたらアホでしょうか。)漆黒のコンサート用?のゴスなセットアップ着てテレビ真剣に観ていて。感動して泣いて。
どうして呼んでくれなかったのよ、ってあとからR氏に言われました。彼もいくつかLUNA SEAの歌が好きだったし、中継されるよ!って教えてくれたのに。苦笑いでした。
もうあの服、着ないかもね。ウエスト編み上げたいかにもなゴスロリ服。まだあるけど。
クリスマスかぁ。
あれから一人きりで過ごすことになりました。
まさか自分が乳ガンなんて当時は頭になかった気がします。幸せ過ぎて忘れていたのかな。
だって。
いつだったかな。うんと小さな頃。
たぶん、それは福岡の百貨店(だったと思う)に大きな真っ白いツリーがあって。オーナメントが赤と青の煌めいたボールだけで。
赤、白、青。トリコロールなんて言葉は知らなかったけど。その三色だけのツリーがとっても綺麗で。憧れて。今みたいな豪華な飾り付けはなかったはず。当然、電飾もLEDライトなんて当時はなかったからね。今から50年以上前かな。
クリスマスツリーを自分で初めて買ったのは本当に小さなもので。最初の結婚をした年でした。小さな社宅に飾りました。ケーキも自分で焼いて。ありきたりでは嫌でシュバルツバルダーキルシュトルテを作りました。今、考えたら黒い森のケーキなんてクリスマスケーキにはふさわしくないな、って笑えます。
地方ではダークチェリーの缶詰めなかなか手に入らない時代でした。
子供が生まれて自分がサンタさんになってしまって。苦笑します。
それなりに楽しんでいましたし、シングルマザー時代にささやかな贅沢で娘と二人で商店街を歩いていて嬉しかった思い出です。母が亡くなるまでお風呂にまでツリー置いて半身浴していたり。実はクリスマスツリーが大好きなんですね。私。
一昨年の前、クリスマスイヴにやはりせめて、クリスマスケーキではないバースデーケーキを、とかクリスマスカードを、とか。以前の二人目の夫も12月生まれだから。バースデーケーキがクリスマスケーキと一緒くたなのが悲しい、って話していて。
ぎすぎすしたバースデーはつまんないはずだからせめてこの日だけでも、って。
女、って愚かですね。
仕事が終わり、生クリームでピンクのバラの花びらをこしらえた小さなケーキをコンビニで見つけ、別れられず苦しみながらも冷蔵庫に置いたのを思い出したんです。
写真は公開できませんが。そのケーキの写真みてポロ、って、泣きましたね。
すでにもうダメになっていたはずの二人目の夫との仲を修復したかったのかもしれません。本当に寂しかったその年、LINE公式アカウントでLUNA SEA、そして河村隆一さんのLINEブログを読んでいて。告知や、河村隆一さんの謙虚なブログにコメント寄せていたな、って。
端末や、LINEアプリをやりかえたために消えましたが。やはりその夜、眠れなくて一人きりで。LUNA SEAのLIVEを見損ねた、って直後にスマホいじっていてタイムラインからか?よくわからないのだけど
偶然に大好きなLUNA SEAの皆さんからメッセージいただいて。びっくりしていて。先ずはJさんから。
誰かいたずらかな、って。そして河村隆一さんからLIVEでは鉄板だよ、焼き肉の鉄板じゃないよ!って。頭がびっくりして。スギゾーさんから真矢さんから英文のメッセージも。偽物でもかまわない、なかなかステージではしゃべらなかったINORANさんだけ無言だったから。
・・・WISH.
確かにクリスマスにふさわしい。
苦しい中、LUNA SEAが寄り添ってくれた気がした年の私のクリスマスソングです。
削除したはずなのに端末にその年のクリスマスの自己満足の写真をわざわざストーリーズに保存していて。
それから愛猫の闘病、猫の乳ガンでした。
苦しみながらも訣別しようともがいた真夏からの出来事です。紆余曲折ありました。
それから迎えたクリスマス。
彼。R氏とです。
生まれて初めてでした。自分だけのためにクリスマスツリーなんて。嬉しくても素直ではなくて。
去年も悩みながらもやっぱり幸せなnoteを書いていた私がいました。
子供の頃、父がわざわざもみの木の鉢植えを買って家族で過ごしたりしたけど。
後に心が折れるクリスマスになったりもして。
クリスマスってサンタさんがプレゼントくれる日、くらいにしか思ってなくて。
医師から暴かれた私への母からの虐待にびっくりして。
初期のnoteですが。過去記事ですね。母への想いを込めて書いたものです。
クリスマスツリー。ずっとずっと、のちに。
父が会社の店舗に大きなのを飾ろう、って。
だけどもそれは私のではなかったから。だけど両親も生きていて、飾り付け終わったツリーをお客様が楽しんでくれたらよかったから。
今の私にできること、って。なんだろう。なんだろう。
クリスマスキャロルでは一番好きなのはやはりこれですね。
あら野の果てに。
オルゴール、仲良しの骨董屋さんのご厚意でした。曲がインエクセルシスデオ。
オーナメントとしても素敵よ!って。亡くなった母がやはりオルゴールが大好きな女性でもあったようで。父から聞いていて。母に、ってお誕生日に、って買ったオルゴール。曲はなんだったかな。
グランドピアノの形のオルゴールをプレゼントした時は喜んでくれたのにな、なんてこの季節は母のことばかり考えるみたいです。愛されたくて。母から。妹や弟みたいに。今さらですが。
綺麗な紫とゴールドの色があせてないベルのオルゴール。
母から呼ばれた気持ちもあります。母はクリスチャンでしたから。神は人の心に宿る、って母も、そう言っていたな 、って。生きていたら今の私になんて言うかな、とかね。
わざわざフランスのパリから。1990年、スイスのオルゴールですね。アンティークが好きなので。宝物ですね。
パリののみの市から骨董屋さんのおかあさんが見つけた、って。綺麗な音色なんです。
本格始動した一人きりのクリスマスを前にして。
無駄に歌詞、意訳できてちょっと悲しいかなぁ、ですね。
華やいだ街を歩いていて。
なんとなくキャッチーなイメージのクリスマスソング、って案外、さみしい歌詞が多いから。
ランダムに流れるクリスマスソング。なにげに浮かれる気持ちになってしまう人たちの方が圧倒的に多いはずなんですよね。歌詞が先に頭に入るようになったのはいつからかな、って感じますね。
YouTubemusicでクリスマスソング流しながら書いていて。
「ナットキングコール」。
ナットキングコール!?あ、 って。
大昔のことでしょうが。
ナットキングコールが来日した時みたいです。若い頃、母はそのコンサートに行ったことを嬉しそうに話していて。にっこり笑った口元の真っ白な歯が素敵でうっとりしたの、って。
両親ともに音楽が大好きな家庭でしたから今の私があるのでしょうが。
せめてこの日までは。聖夜までは穏やかに、って。
サプライズしよう、ってガラスのオーナメント、用意していたのに。見せられないかもね。今年のツリー。完成したのはマンションの中で先日のことで。
今は闘病していますし。安寧な気持ちで、って。
一人きりを選んだのは私を救うためってクリスマスになりそうです。
どうして運命や人間関係って残酷なのかな、って思いますね。まさかマンションで完成させるなんて思わなかったけど。今年のツリー、2つですね。そうです。ピンクのツリー。Francfrancで見つけて悩みながら小さいのを購入して。
一昨年、私がツリー、どんなのがいい?にピンク、って言ったの。笑わせるつもりでしたが。
彼本人とケンカしたわけではないし。乳ガンなんかに負けたくないから。ピンクはいいかもしれません。
R氏を私の人生に巻き込みたくないから。大好きな人です。やっぱり。憎めない。彼はきちんとこう言ってくれました。
「貴女のたくさんの友達の一人として、あらためて俺も加えてもらっていいかな、そして、本当に貴女が困っている時は……。その時は声をかけて。」
人、って本当に真の悪人はいない、って思いたいですね。
全てリセット、そしてリテイクからのクリスマス前で。
私には私の人生があるから。
超個性派を貫きます。
エンターテイナーとして。
それが私の稔持ですね。
誰かを巻き込まないようにしないと、って思います。
みんなに好かれたいなんて無理だし。彼のお母さんからは完全に嫌われたけど。私は大丈夫だから。強いもんね。私は案外。ね!
七転び八起きの人生で。何が起こるかわからない。だから人間やってく、って悪くないから。波乱万丈でいい!
きつい思いもしましたし、だけどまだまだ十分私は私と戦えるはずだから。
言い訳かもしれないけど。私はやっぱりこの街が好きです。
この大分にいて。歩いていて楽しんで大分駅に行ける距離がやはり合ってる。
幸せでしたから。いや、今も幸せなんですね。
みんなにサンタさんがやってきますように!!
親愛なるnoteの皆さんにも。
愛する全ての皆さんにも。
やはり人を完全には嫌いになれないから。R氏の家を私なりにけじめをつけて去りました。
私は決して負けたくない。何より自分の人生にまとわりつく偏見や抱えた病に、そしてガンなんかにも負けたくないから。
一人と一匹のクリスマスもいいかもね、って破顔の私が鏡にいます。
珍しく私が久しぶりに聴いてあらためていい曲だな、って。ジョン・レノンのクリスマスソングを聴いて寝ます。
少しだけ早いメリークリスマス!!
シリーズ・戦士の休息(肆)
ゆー。
「戦士の休息」から始まる一人きりになった私の日々。
マガジンにまとめました。
シリーズ・「戦士の休息。」
マガジン形式で一作品とさせていただきました。
こちらは連作となっております。
「戦士」、私のことですが。乳ガンをきっかけに一人になってしまった時間をどんな気持ちで過ごしているのかを音楽の調べにのせて書いていきます。散文やエッセイ、詩など、クリスマスがやってくる前の憂鬱、そしていろいろな葛藤、自分の思いを素直に書いていきます。
姫崎ゆー。