僕は猫である。 名前はちゃーちゃんだ!vol.14
うーん。むにゃむにゃ。本日3回目のおネムに入る前に久しぶりにnoteにやって来たよ!
あっ、ご挨拶ご挨拶。僕のことをご存知ない方もいるんだよね。僕は猫。今年の七月で5歳になる男の子だよ!
ちゃーちゃんはすでにおじさん猫だよ!ってママの言葉はスルーしちゃう僕。
noteではママのアシスタントをやっています。お利口なんだよ!えっへん。
では先ず音楽をペタリ🐾🐾
むー。僕のママはやかましい音楽(ロックっていうやつね)が大好きなんだよね。最近ママがよく聴いてるお歌がこれなんだ。
筋肉少女帯にはすっかり慣れっこの僕なんだけど。ママと観ていてアニメはちょっぴり不気味だけどママが楽しそうだよ。なら僕はいいんだよね。今、たくさんの人が我慢の毎日を過ごしているらしいけど僕にはわからないんだ。だって僕は猫だからね。
だけど、これ聴いていたら何かがわかるような気がするんだよね。猫だけど。
たーのーしーいぃこぉとぉしかぁあーないぃー♪こぉーれからわぁー♪かぁあーならずやぁーー♪たーのーしーいぃこぉとぉしかぁあーないぃー♪こーんきょなんてー♪なーいけれどーー♪
ママが楽しそうだよこれ聴いてるとね。
(実はママ、最近調子悪いのか寝込みがちだけど今日はいいお天気で洗濯物干しながら歌ってるよ。YouTubeよりママがやかましいのにゃ🐱)
お、ママがベランダから戻ってきたよ!
(ちゃー) ママ、ママってば。
(ママ) なぁにちゃーちゃん、パソコンから降りてよ頼むよ!
(ちゃー) だってお外眺めたいしこの上あったかいんだもん。
(ママ) いや、開いたらめがけて乗っかってるから。ま、いーけど。
(ちゃー) でも今日はいいお天気だよね。
ぴょん、と床に降りてママにおでこをこっつんこっつん。しっぽピン!
(ママ) そうだね。少し桜も開き始めたね。ようやくね。
(ちゃー) ママってお花好きよね。今お部屋にはないけど。
(ママ) 切り花は贅沢なんだよ。
ママはお布団をコロコロしながらまた歌っている。
ごきげんよー♪てんきぃだね♪まちえでよー♪こんなひわ♪げんかんのぉ♪どあぬぅけてぇ♪しいっぽぉうぉのばしてこぉー♪
これだね。よく聴いてるやつね。最後の聖戦ね。だいたいママが自分を鼓舞したい時は筋肉少女帯聴いてることを僕は知ってるけどこれは平和だ。今日はなんか違うみたいだ。
(ママ) 最近ね、物騒なニュース多いね、ちゃーちゃん。
……おひげ前に。あくび。ママに近寄る僕。
(ちゃー) ぶっそー?ってなに?
(ママ) ちゃーちゃんは知らなくていいんだよ。
……しっぽふりふり。お耳ぴくぴく。
僕はよくわからないけど最近ママはよくテレビを観ている。だから雨ばかりなのかな?ぶっそーはどうやらテレビの中のようだ。ママは戦争はいけない、って言う。
(ママ) ちゃーちゃん、ママね。
(ちゃー) ん?なぁにママ。
(ママ) ちゃーちゃんはあったかいんだもん。大好きだよ。
ママが僕に頬擦りする。悪くないのにゃ。たまには僕がママを甘えさせてあげよう、って思うんだよ。僕がいないとママはダメなんだよね。
…ママが背中を撫でてくれる。指先が冷たいにゃ。
ママは独り言を言ってる。
……ちゃーちゃん、ずっとママといてくれてるね、ありがとうね、ママちゃーちゃんが大好きなんだよ。ちゃーちゃんが家出したらどうしようか?ってたまにひどく心配になるんだけどそんなことないよね。
ベランダには僕は出してはもらえない。そのうちベランダを安全にしてからでないと、ってママが言う。僕、りゅーすのうちにいた頃、調子に乗ってベランダから玄関の屋根に飛び降りて情けない声あげちゃったのよ。怖いよー降りられないよー助けてぇ~みゃーみゃー😭💥🐱 って泣いて。ママが飛び降りようと慌てて……。結局朝早かったからりゅーすが僕を救助、ってことがあったから。
あれは僕、反省だにゃ。ごめんにゃさい。
ママと僕は二人きりで暮らすようになってしまってたまにりゅーすがお土産抱えてやってくるけど。基本的には二人だけだからママが心配するのは当たり前か。
ママが歌ってるよ。
いーつかまたー♪うちうぉーおでてぇー♪あるいーてえゆきたいなー♪ゆーひのむーこーえ~♪♪
外で暮らしてる猫もたくさんいるんだよね。僕はお外を知らない。りゅーすのうちにいた時に何回かお庭に出てママからたくさん叱られたな。
ちゃーちゃんはボクちゃん猫だから、ってママが笑う。
むー。なんかママが観てるテレビ、建物が壊れていたり人が泣いていたり、知らない言葉が飛びかってる。
あ。ママ…。涙だ。涙がきた。
……ママは泣きながらリモコンでテレビを消した。
ママは敏感すぎるのがたまにきずかもしれないけど。
たぶん、僕が知らない遠いところで悲しいことがたくさん起きてるんだろうな。
…最近ママはよく本を読む。以前からご本はたくさん読んではいたけども。何かから逃れるように本を読んでいる。
僕はちゃんとわかってる。ママは歳はとってるけど中身は僕と出会うずっとずっと前から変われないまんまだってこと。僕が人間だったらママを僕が抱っこしてあったかい飲み物で、って思うんだよ。人間になりたいな。だけどさ、僕は猫だから一緒に音楽聴いてあげることしかできないけどもね。ママが望んでいることは猫の僕にはしてあげられないけどもね。
……。ちなみにママは春から新しいお仕事が始まるらしい。むー。まーたお留守番の日々かぁ。
ちょっぴりさみしいかな。
生きてくためには働かなくちゃ、ね、とママは言う。
大丈夫だよママ。僕は大丈夫さ。ママと僕はたくさんあちこちお引っ越ししたけどさ。
変わらないんだ。ママと僕はずっと一緒だ!ってこと。
元気出してね、ママ。ママと僕はずっと一緒に生きてくって約束するからね!!約束だよ!
ママには僕がいるんだ。僕のママは不思議ちゃんのなれの果ての変人だけど僕には大切なママなんだよ。何があっても、どんなことがあってもね。
たとえ二人ぼっちでも。
生きていこうね❗️
ちゃーすけ
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