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展示感想: 〈あの夏の日〉Gallery FACE TO FACE・新年のグループ展 40 Artists New Year Group Show 2024+ ー PART1、その1、
Gallery FACE to FACEの新春グループ展に行ってきました。
元旦から、地震、航空機事故、戦争の拡大と、きな臭い話題ばかりで、どこか懐かしい顔を求めてか、初日から、たくさんの人が訪れていました。
プラスとマイナスが、今回のお題でしたが、電気から、雷の積乱雲を思い浮かべたのが、上の画像の空珠をつくる田中玲子さんでした。
浅野井春奈さんは、引き算と足し算、削ることを引く、足すことを貼り付けるにつなげていきました。
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雷鳴ったら、怖いよーといいながら、海で遊ぶ女の人達、意図せぬコントラストになってます。
山内さんは、小さい頃、家族と過ごした住宅がモチーフになっています。
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取り壊されていく思い出の場所が、鮮烈な記憶と忘却のみぎわの混在として描かれています。
二つの間の立ち昇る湯気のような表現が、心持ちとして現れます。
記憶、夏の日、海、遠雷、バラバラに配置されていながら引き寄せるようなプラスとマイナスみたいです。冬なのに、夏でした。
来週の日曜日まで続きます。