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国産コーヒーという新たな体験の扉

皆さんは「国産コーヒー」と聞かれてどんなイメージを持たれたでしょうか?

えっ?そもそも国産なんてあるの?味はどうなの?流通してなくて飲めないんじゃない?って思われたのではないでしょうか?

私も最初「国産コーヒー」って聞いた時には、へぇ〜!コーヒーって日本でも育つんだ!って率直に思いました。

きっかけは、ある日のFacebook投稿。友人のクラウドファンディングでこのことを知りました。なんでも沖縄でコーヒー農園を手伝っていて、そこで新たな取り組みをするから資金が必要とのことです。

とても興味深かったんです。なんせ私は大のコーヒー好き。朝と言えば一杯のコーヒーからスタートするのが私のルーティーンですし、午後も仕事の合間に一息つきたい時には必ずコーヒーを口にします。

でもなにより、彼のその"新たな取り組み"を陰ながら応援してあげたい!ってふと思って、クラウドファンディングに支援したのでした。

昨日、その友人から、お返しとなる国産コーヒー豆が届いたんです!早速飲んでみたところ、これがなかなかの味!こりゃすごいなぁ〜なんて感心していたところにふと頭をよぎったのが、私の習慣となっているこのnote投稿です。

せっかくだから、お礼も込めてnoteを書いてみることにしました。彼が今しようとしていること、そして、国産コーヒーが持つ可能性について、今日は書いてみたいと思います!

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そもそも、コーヒーについて毎日飲んでる割に、何も知らなさすぎる

最初にそもそもを考えてみたのですが、私たちは一体コーヒーについて何を知っているでしょうか?

ブラジル、インドネシア、アフリカといった熱帯地域で収穫できる作物で、豆からできていて、生産地や焙煎方法によって味が異なって、、、。

私が想像できたのはこんなところまでです・・・💧

そもそもコーヒーって具体的に南国のどんな環境で育って、どんな木からできていて、豆はどんな風に成って、どんな形で日本に輸入されるのか?恥ずかしながらまったく知りませんでした。

調べてみたら、コーヒーって、「コーヒーノキ」と呼ばれる木から採れるんですよね。白い花が咲いて、その白い花が落ちた後に赤い実(コーヒーチェリー)が成って、その実をむくと私たちがよく知っているコーヒー豆の種子が出てくるらしいのです。(はい、そんなことすら知りませんでした😅)

気候条件も生育に影響があります。年間通して乾燥・低温が避けられ、かつ水がしっかりと確保できる場所、つまり熱帯雨林地域の山岳部がベストな栽培環境となるようです。実際、コーヒーの産地は、コーヒーベルトと呼ばれる赤道を挟んだ熱帯雨林地域にほぼ集約されているようです。

で、ここまで来てようやくこの疑問が出て来るのですが、なんで国産コーヒーなのか?ってことです。

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なぜ国産コーヒーなのか?

結局元に戻って来るのですが、恐らく私だけでなく、多くの人は私と似たり寄ったりの状況なんだと思います。コーヒーは大好き!だけどそれがどう育って、どのような形で私たちのテーブルまで届けられているのか?

お米や野菜なら比較的容易に想像できます。大規模農家が、大型の農業機械を使って、ガガガっと食物も土から抜き取って、それをガサッと箱に詰めて、農協のような組織が個包装にして、問屋に卸して、と言った具合に。

ですが、コーヒーとなると全く想像がつきません。そもそも生産国の多くは、開発途上国と言われる国々。どんな人がコーヒー栽培に関わっていて、どのように収穫して、どんな風にそれが業者から業者、国から国へ渡っていくのか?ということを。

これを知ることは、とても意味のあることだと思ったのです。

そして、今まさにそれを始めようとしているのが、このクラウドファンディングだったのだ!ということに今更ながら気づいた次第です😅(ゴメンナサイ)

このコーヒー農園さんが提供しようとしていること、それは、コーヒーと共に生き、コーヒー生活を楽しむ人たちに、収穫や農園滞在といった"体験"を通じて、新たな価値とつながりを提供すること。

コーヒーそのものの販売というより、もっとディーブなコーヒー体験、コーヒー生活への扉を開くきっかけづくりに挑戦されている、ということなのです。

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ディープなコーヒー体験が、SDGsな世の中へ貢献するかも?

コーヒーと聞いてもう1つ思い浮かぶこと、それは"フェアトレード"という言葉です。公平な取引。地図を思い浮かべれば分かりますが、コーヒーの生産国のほとんど全ては、いわゆる開発途上国と呼ばれる国々です。

一方で、コーヒーの消費は、アメリカやヨーロッパ、日本といった先進国での消費量が非常に大きい。ここで生まれて来る問題が、取引の不平等の問題なのだと思います。(違ったらすみません。)

先進国での消費ニーズに合うように、価格が設定され、労働力が安く買い叩かれ、消費拡大に伴って、どんどん熱帯雨林がコーヒー栽培のための農地開拓のために、森林破壊が生じている。今は少しずつ変わっているのかもしれませんが、そんな状況が過去にはあったようです。

いずれにしても、貧困、森林伐採、そこから転じて地球環境保護といったSDGsにもおける課題がありそうです。

そんなことを考えながら、検索しているとある本に出会いました。

まだ冒頭しか読んでいませんが、やはりコーヒーを知ることはSDGsを読み解くヒントになるようです。

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国産コーヒー体験を通じ、Sustainableな社会実現のために動いていきたい

これが今日のまとめです。まずは、コーヒーの栽培現場を見ることで、想像力を高める。そうすることによって、遠くの国から届いた豆からいれられた目の前の一杯のコーヒーの価値を再定義し直せるのだと思います。このアクションはたかが一杯なのかもしれません。ですが、そのアンテナを高めていき、自分自身の「コーヒーを選ぶ」という行動を変えていくことによって、マイバッグの利用以外にも、私たちが貧困問題や環境保護に取り組める活動があるのだなとここまで書き進めてきて感じました。

昨今、生産者の顔が見える野菜や食料品のニーズが高まってきています。改めてその意味を理解するとともに、次の世代に残せる地球にしていくために、私には一体さらにあと一歩何ができるか、引き続き考えていきたいなと思った午後のコーヒータイムでした。

友人の新たな挑戦はまだ始まったばかりです。

私は、来年、彼の働くコーヒー農園を訪れたいなと思います。

隊長、素敵なコーヒーと思考の時間をありがとう。
頑張って!!

https://www.facebook.com/coffee.la.nakayama/


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