冬眠気分
よく晴れた日に、庭園美術館へ「旧朝香宮邸を読み解く A to Z」展を見に行った。建築自体がメインの展覧会。
今回の展覧会のための作品も、小さく紛れ込むように展示されていたり面白く感じた。
作品も楽しんだが、そこはアールデコそのものを体現した建築。それをそのまま楽しめるようになっていた。過去にも気になったことは何度かあった場所だが、建物には初めてだった。ウロウロと歩き回って楽しんだ。
その庭園美術館へ行ったのは、いつのことだったか…
冬眠しているうちに記憶が薄れているのだが…
とっっっっっても暖かく、春コートで出られた晴れの平日休みの日だった。
その日は、したいだけ光合成した感じだった。
帰るときには、頭の上に新緑色の葉っぱが生えていると思っていた。
とっっっっっても幸せな気分で帰宅した。
その日は、展覧会の建物内でも日向ぼっこを楽しんだ。
敷地内のカフェでも、席は空いているというのに、あえて太陽で眩しい席を選んで座った。大きなガラス越しの日差しで暑いくらいだった。
思いがけず暖かかったので、展覧会の後は庭園の散歩も楽しんだ。春色の花も見かけた。
そんな日だったが、帰ったその夜からの寒さ続きで完全に冬眠。何もしたくなかった。色の記憶が飛ばないうちにと、150枚も撮ってしまったらしい写真を、飛ばし飛ばしでもどうにか確認し、少し補正はしたがそこまで。
暗い時間に外に出る用事があると、更にメンタルは下がっていた。
外にいるときは…
サムイ…
イヤダ…
シンジャウ…
くらいしか頭の中にない。
家にいても、全室を暖めるわけではないので、寒くて凍りそうなタイミングはフツーにある。
寒さを感じやすいのは…
ホットヨーグルトが効いたということか、痩せたことで暖かい肉布団が減っただけではなく、処方薬の影響もあるのだろう。と、しばらく前に間違えて飲んでしまったハーブティーで気づいた。
そのハーブティーは、薬とは正反対の方向に効いていた。それで間違えたことに気づいたくらい、体の中が温まった。
その処方薬も、あと少しで終了のはず。次の秋冬は、もう少し暖かく過ごせるのだろう。と、少し期待している。処方薬が終わった後なら、そのハーブティーで温まっても良い、という話でもあるだろう。
今朝は雪だった。
大きな牡丹雪が、空から大量に降りてきていた。
今日は外出予定のない日だったが、窓から見るだけでも凍りつく気分だった。
なので、外は見ないことにした。
雪が上がった頃。
知人が以前に言っていたことを思い出した。
「私は結構、雪が降るんだよね」というような、驚く内容だった。
そのときは、そばにいた人たちと、雨女とか晴れ女とかの話題だったと思う。
朝から雪だった今日、その人はきっと… と気づいた。
雪女(?)の威力を感じて少し笑った。
笑っただけではなく感心もした。私は、雪の日に朝から外出なんて、できたことがあっただろうか… 強えーヒトだな、と改めて思った。
他人事として感心するのではなく、欠片でも良いから見習えという話でもあるだろうが…
うーん…
ムリ。サムイ。イヤダ。シンジャウ…
ブツブツ言いながらも、無事に生きてます。ご心配なく。
庭園美術館での写真は見終えていませんが、いつか近いうちにnoteにも。
ソレハキットダイジョーブ。タブン。ソノウチ。