大好きだった弟の結婚式
今日はこっそり愛でていた弟の結婚式でした。
弟のことは昔から好きだったわけではなく、
小さい頃は喧嘩ばかりで、どちらかというと好きではなかった気がします。
一番下で唯一の男の子で。(女女男の三兄弟です)
そりゃあもう母親からしたら可愛いわけで。
そのことに嫉妬していた私は弟が可愛くありませんでした。
しかし、弟が中学1年生の頃、母親が急病でなくなりました。
大好きで毎日一緒に寝てたくらいラブラブだったことを知っていたので
何よりも弟が大丈夫なのかすごく心配でした。
(ここでは一旦私の悲しみは置いておき、弟に焦点を当てて進めます)
どう乗り越えていったのか、今となってはもう全然覚えていないのですが、
特別何かがあったわけではなかったと思います。
乗り越えたとかでもないのかな?
でもこれは時間が解決するとか、そんなことでもなかったです。
このことについては長くなってしまうのでまた別でお話しようと思います。
そうして家族みんなで支え合いながら日々を過ごしていくうちに
私はいつの間にか弟が好きになっていきました。
▶︎私の弟、優しいんです
本当に、優しすぎるくらい、優しいんです。
なんでそんなに優しいのか、不思議なくらいに。
餃子を作って、焦げちゃった時(フライパンのせいだよ)
弟『なんかいい匂いする〜』
私『失敗して焦げちゃったよ』
弟『どれ?』
私『ほら』(結構なマルコゲ)
弟『え、餃子ってそんなもんじゃない?』
そう言ってそのまま餃子を食べてくれたんです
え、優しいの?イケメンなの?
救われたよ。ありがとう。
いつもいつも。いつも。
基本何でもやりたいと言ったら付き合ってくれて
これやってと言ったらやってくれて
私の話をうんうん聞いてくれて
一方的に話してるだけのものも聞いてくれて
ゴキブリが出た時に呼べば退治してくれて
何かが壊れたら直してくれて
あげたらキリがないくらい。
こんなに優しくて素直な子、見たことないです。
そんな弟の結婚式を今日終えました。
”おめでとう”よりも”寂しい”という気持ちが優ってしまう
そんなお姉ちゃんでごめんね。
でも本当におめでとう。
▶︎涙溢れた結婚式
バージンロードの入場。
ただ歩いてるだけなのに、それはもう涙が止まりませんでした。
(あれってなんであんなに感動するの!)
新婦が歩いてくるのも待つ弟の目が涙目で今にも泣いちゃいそうで
それがまた涙を止まらせてくれませんでした。
心から大事に想ってる相手なのが伝わってきて、愛が溢れてて。
大切なひとに出逢えたんだね。本当によかったね。
誓いの言葉も、エスコートも、誓いのキスも
全てぎこちなくて、それがまたかわいくて。
愛おしくて。全てが涙に繋がりました。
▶︎サプライズ披露宴
まず最初に、しっかり参列者への挨拶をこなしているのを見て、ちゃんと言えたじゃん(涙)。と、また涙。#涙腺が緩すぎます
その後は美味しいお料理を頂き、泣き疲れた私は眠くなっていました。
そして新婦の中座。おばあちゃん二人にエスコートされほっこりムード。
続いて新郎の中座。
誰がエスコートするんだろう〜と考えを巡らせ
もちろん兄弟の可能性はあったのですが、特に何も言われていなかったのと
姉が妊娠中なので、ないだろうと思い姉ともそう話していたので、私は
パンをもぐもぐ食べていました。(とっても美味しかった!!)
すると
『ご新郎様も一人では寂しいということなので誰かにエスコートを頼みたいようです。今回は事前にお伝えはしていないとのことなのですが、エスコートはこの方たちです。お姉さま方お二人お願いします!!』
!???!??!?!
驚きと喜びと衝撃で一気に涙が押し寄せて
さっきまで呑気にパン食べてたのに!
涙の波ってこんなに早いの!速攻すぎる
でも、ここで泣くのはまずい、流石にみなさまの前で泣くのはだめだ
となんとか目の中で留まらせ、流れないように必死でした。
もう涙で周りはよく見えなかったです。
『では記念にお写真撮りましょう〜!』
え、待って!笑えないよーー!!笑
涙を堪えるのに必死&パンがまだ口に残っている
結果、口を閉じつつ涙を抑えつつの必死に笑顔を作りました。
きっとすごい顔になってたと思います。写真見るの怖いなあ。
(事前に伝えといてよ!!!笑)
そして、
3人仲良く手を繋いで一緒に歩きました。
緊張からか歩き終える頃には涙は吹き飛び、
もう笑顔満開になりました。
そういえば小さい頃、3人でクリスマスの劇を作り
両親に見せた際、手を繋いで歌を歌ったなあ。
ふう。いい思い出すぎる。ありがとうね。
大好きな弟のエスコートが出来て、嬉しかったよ。
▶︎新郎新婦紹介ムービー
はい、お察しの通り涙案件です。
だって生い立ちから流れるんですもの。
写真と共に幼い時からの思い出が流れてきたら
それはもう泣くしかありません。
幼い頃から一人だけ目がクリクリで可愛かった写真
母親と一緒に送り迎えや応援にも行っていたサッカーチームの写真
家族で行ったカレー屋さんの写真。(電車がカレーを運んでくれるんです)
兄弟3人で誕生日ケーキのろうそくを消している写真
大好きなお母さんとのツーショットの写真
これはもう涙腺云々の問題ではなく必然的な涙です。
本当に毎日べったりでした。
こんなにも大好きだった、ラブラブだった母親を亡くしたのに
どうしてこんなにも真っ直ぐに素直で、優しい子に育ったのか
不思議で仕方ありません。すごいね、頑張ったね。
お母さんが見守ってくれていたのかな。
ありがとう。
家族5人で過ごした日々は一生忘れません
って言葉が、何故だかとても嬉しかった。
式の中で、わがままばかりで迷惑かけてごめんねって言葉が何回か出てきたけど、わがままの記憶も(思い出してみたら小さい頃はそうかも)迷惑をかけられた記憶も全然ないよ。むしろ助けられた記憶しかないよ。
友人スピーチで弟の友達が言ってたように、
普段は比較的物静かだけど
そこにいるだけで安心させてくれる力がある。
確かにそうだな。と。
落ち着きがあって的確に物事が言えて
人の話が聞けて、ちゃんと周りを見ていて。安心できる。
あれ、なんか結婚式のことについて書くつもりが
弟のプレゼンみたいになっちゃってるな?
そろそろ終わらせますね。
▶︎まとめ
まとめも何もないのですが、
掛け替えのないかわいい弟が弟で本当によかったです。
弟のお姉ちゃんに生まれてこれて、本当によかったです。
あ、そういえば、書いていたお手紙は無事渡すことが出来ました。
ちゃんと読んでくれますように。
なんかもっと書きたいことあったことを今になって思い出して
ううううってなってますが、お手紙を書くということが大事なので
今回はよしとします。
ではまた。
ばいちゃ🌷