コロナ禍での会話術
エンリッチボイスのボイストレーナーAsakoです。
私は普段、以下のレッスンを提供しております。
・ボーカルレッスン(歌唱力アップ)
・ボイスレッスン(話し方)
・健康維持のための喉トレーニング
Withコロナの新しい生活様式の中でこれからのコミュニケーションの在り方を日々考え、ここでは、「誰でも実践できる」「すぐできる」声やコミュニケーションの改善方法を少しずつ配信していきます。
声が届きづらい!
マスク生活になり「以前よりも声や表情が伝わりづらい」、また反対に、「相手の声が聞き取りづらい」「表情が読みづらい」と感じることはありませんか?
声がマスクで遮断されることで、聞き取りづらくなり、口元が隠れていることで表情が伝わりにくくなります。
そんな時、どうやってこちらの感情を相手に伝えればよいのでしょうか?
そこで、
誰でもできる!今から実践できる!3つの方法をボイストレーナーがお伝えします。
➀声のトーンを明るくする。
②目を合わせてから話し始める。
③ジェスチャーを大きくする。
具体的な実践方法
➀低いトーンで話すとマスクの中で声がこもってしまい、相手まで声が届かなくなってしまうので、普段よりも2トーンほど明るい声を意識してみてください。
2トーンってどれくらい??という方は、救急車のサイレン「ピーポーピーポー」の音を声マネしてみてください。
「ポー」で声が高くなるので、その高さのまま話し始めると約2トーン明るい声の高さになります。
②聞き取りづらいのは特に喋り出しの部分なので、目が合ってこれから話し始めますよ、という意思が相手に伝わってから喋り出すと聞き取ってもらいやすくなります。
例えばコンビニで「袋ください。」「スプーンつけてください。」などと話しかけるときも有効です。最近はマスク&ビニールシート越しでコミュニケーションを取らないといけないシーンも増えてきたので、お互いのストレスを減らすためにも、「目を見て話す」習慣は身に着けておきたいですね。
③表情が表れる顔の部位は主に口元ですが、外出時、食事をする時以外はほとんどマスクで口元が見えなくなってしまいました。目だけで感情を表そう、というのは少し難しいので、身振り手振りのジェスチャーを加えてあげることで、より感情が伝わりやすくなります。
商品の説明をする際にも、「これぐらい」のが「これぐらいに!」というセリフに手でサイズ感をつけ加えるだけでも、言葉だけでは表現しきれない部分を補ってくれます。
このように、誰でも簡単に取り入れられことを意識的に普段から実践することで、お客さまにとってのストレスを少しでも解消できれば、顧客満足度アップやより良いサービスの提供につながるのではないでしょうか?
「おもてなし」の精神をマスク越しでも実践♪
そういった気遣い・心遣いがソーシャルディスタンスを保った環境でも生きてくると思います。
特に②目を合わせてから話す。は普段コンビニでも実践していますが、聞き返されることがなくなりました。
【記事を書いた人】
エンリッチボイス
代表 堀田亜沙子(ホリタアサコ)
大学・大学院にて声楽を学び、本場イタリアでのレッスンを受け、国内で声楽家として活動。音楽教室・ヴォーカル教室での講師経験後、独立。
マイクを使用せず、体を楽器として最大限活かしたクラシックの発声法をもとに、一般の方にもわかりやすく、必要な筋力・体の構造をロジカルに説明することで、短期間での習得をお約束します。
より良い発声を目指した結果、発声に必要な筋力が、高齢者の嚥下機能(飲み込み力)の維持・向上と密接な関係があると気づき、現在は医療従事者とともに、高齢者向けの嚥下機能を維持するための喉トレーニングの活動に、特に力を入れている。
【HP:喉トレ】
https://nodotore.com/
【HP:ボイストレーニング】
https://music-instructor-592.business.site/
【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UC_DjhObA5qVobRObyF6Skaw?view_as=subscriber