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本格シーズン前に台風に備えましょう!
今年も三分の一が過ぎ、すぐに梅雨がやってくる……そんな季節になりました。あっという間に台風の時期も訪れるので、今のうちにおさらいをしておこうと思います。
毎年毎年、チェックリストでもあればいいのに、と思ったことはありませんか。
特にいつもは台風が直撃しない地域だと、「うっかりしていた!」ということもあるかと思います。
うちがまさにそれで、以前がっつり直撃した際にやらかしました……。
というわけで、ざっとメモ程度に書いておきます。
1.台風接近前の準備
1-1.屋外のものを退避させる
台風の進行ルートに自分の家がある!という場合、まずは外から備える必要があります。
鉢植え
自転車
物干し竿
ハンガーなどの洗濯用品
傘
屋外用の掃除道具
などなど、「屋外にあって移動可能なもの」を退避させましょう。
私はうっかり自転車を退避しそこねて、強風で倒れてがっつりへこませてしまったことがあります。以降、玄関に入れるようにしました。玄関に入れられない、入れすぎてスペースがない、という場合は、せめて倒して固定などしておきましょう。
それと、屋外に置いてあるちょっとした物置や保管ボックスなども、動かせるようであれば退避させた方が良いです。
うちではハンガーや洗濯バサミなどを入れたボックスがぶっ壊れたことがあります。低い位置に置いてあり、塀もあって直接風が当たるような場所ではない、という油断がありました……。
1-2.屋外のものを固定する
次に「屋外にあって移動不可だが動くもの」を固定しましょう。
どういうこと?となるかもしれませんが、
ガレージなどが伸縮性の門扉だった場合は、閉じた状態で固定した方が良さそうです。我が家では初の台風直撃の際、開いた状態のままだったので完全に曲がってしまいました……。
それとバイクなどにカバーをしているときは、カバーが剥がれないように固定することはもちろん、バイク自体を建物に沿うように寄せるなどの対策が必要です。
1-3.窓とドアを守る
窓は風で飛ばされたモノがぶつかって割れたり、窓自体がガタついてしまったり、という場合があります。
割れた窓やドアから強風が入り込むことで、屋根が飛んでしまうこともあるそうなので、窓やドアなどは死守しなければなりません。
雨戸がある窓は、きちっと雨戸を閉じる(雨戸の鍵もきちんと閉じておく)
小窓は養生テープ・ガムテープなどで補強する(できればフィルムを貼る方が良い)
玄関の外、あるいは中に水のうを置いて万が一の浸水を阻止することも必要です。
水のうなんてないよ!と思うかも、ですが
特別な袋を買う必要はありません。
ゴミ袋に半分くらい水をためておけば、割と使えます。
1-4.非常食などを確認・準備する
毎週末に一週間分をまとめ買いしている!
という人は多いのではないでしょうか。
しかし、金曜の夜から台風が来る……!となった場合は、週末の買い物なんて到底できません。
そもそもスーパーが臨時休業してしまったり、
開いているコンビニでも品薄になってしまったり、
何なら外出自体が危なくなってしまったり……。
非常食というと、長期備蓄が必要な乾パンとかレトルトとか、ちょっと非日常感のあるものを思い浮かべるかもしれませんが、
少なくとも、数日家から出なくてもいつも通りの食事、
あるいは、簡単な料理ができるように備えておく方が良いでしょう。
そして、食料品のほか、いざというときに困るもの
オムツ(大人用、子ども用)
生理用品
絆創膏などの救急用品
なども確認しておく方が良いです。
オムツは足りなくなったら最悪ですし、
生理用品はなかったら不衛生になりますし、
救急用品は意外と「あったと思ったのに!」が発生します。
そして、スマートフォンや携帯電話をしっかり充電しておきましょう。
いざというときに使えないようでは意味がありません。
停電したときに備えて、モバイルバッテリーも用意しておくと良さそうです。
2.台風到来中の対応
2-1.窓は開けない
外の様子が気になったとしても、窓は開けないでください。
先ほども言いましたが、窓から吹き込んだ暴風が家の中で行き場を失うと、跳ね上がって屋根をぶっ飛ばすことがあるためです。
「片付け忘れた!」となったとしても、
基本的には台風が来ている、風が強くなり始めたときには諦めましょう……。
2-2.避難を躊躇しない
避難地域ではなかったとしても、少しでも不安があるのなら早めに動きましょう。
たとえば、小さなお子さんがいる、身体の不自由な人がいる、高齢者がいる、家族の人数が多いなどで、移動自体に時間がかかるなら早めに動く方が良いでしょう。
そんなことわかってるよ!と思うかもしれませんが、
意外と「これくらいの風なら大丈夫」という時間は一瞬です。
マジで一瞬です。
「風が強くなったなー」と感じた頃から準備を始めると、
外に出る頃にはもうはちゃめちゃに強風になっています。
とはいえ、避難が必要なタイミングで
家族全員が揃っているとは限りません。
なので、
「避難所はここ」(自治体指定に限らない)
「連絡はこれ」(災害用伝言ダイヤル(171)など)
など、事前に決めておくと良いでしょう。
決めたとしても忘れている場合やいざというときに思い出せない場合もあるため、家族のLINEグループに入れておく、とか、災害用のグループチャンネルを作っておくとか、全員のメモに入れておく、とか、とにかく確認できそうな方法もみんなで考えておくと良い気がします。
2-3.建物に入る・建物から出ない
外出先や勤務中だったとしても、建物から出ないようにしましょう。
良いことは何もありません。
ちょっとしたモノだったとしても、強い風で飛んできてぶつかったら怪我をしてしまいます。
特に夜間は周囲の状況が分からないので、
絶対に外には出ないようにしましょう。
2-4.窓からはきちんと離れる
可能であれば、窓から離れた位置に移動しましょう。
対策したからといって窓が割れないとは限りません。
壁側に移動するか、広い部屋があれば中心で過ごすなど、窓から距離を取る方が安全です。
いい感じの位置にテーブルなどがあるなら、もうそのテーブルについて過ごしましょう。
3.台風一過後の対応
3-1.室内の確認
無事に台風をやり過ごしたあと、
まずは室内に異変がないかを確認しましょう。
窓ガラスは無事?
水は逆流してない?
変なニオイはしてない?
いつもと違う異変はない?
浸水はしてない?
家電製品は大丈夫?
などなど、
ざっと室内を確認したら、今度は外を確認しましょう。
もしも夜間だった場合は翌日まで我慢です。
3-2.屋外の確認
室内の確認が終わったら、外に出ましょう。
私は戸建てに住んでいるのですが、
以前、台風が真正面から直撃したとき、外から家を確認した際に
ベランダの屋根が吹っ飛んでいることに気が付いて唖然としました。
そんなこと、ある……?
あるべきものがないという衝撃がすごかったです。
建物全体をぐるりと確認して、異変を見つけたら写真を撮っておきます。
台風の被害は火災保険の対象になるはずなので、自分が入っている保険の内容も事前に確認しておくと良いでしょう。
申請の際には写真が役に立ちます。
塀は?
屋根は?
TVアンテナは?
駐車場は?
門は?
ドアは?
外壁は?
自転車やバイク、車は?
とにかく、ざっと確認しておきましょう。
3-3.使ったものを確認
喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉があるように、
そして、鉄は熱いうちに打てという言葉があるように、
終わったらすぐに、「この台風の間に何を使ったか」「何が足りなくなったか」を確認してください。
たとえば、
オムツが足りなくなりそうだった、とか
養生テープを使い切っていた、とか
意外とお米を食べていた、とか
乾電池を使っていた、とか
飲料水が少なくて困ったな、とか
次回のために補充するもの、
そして、プラスで備える必要があるものが見えてきます。
3-4.困ったことを確認
使ったものや足りなくなったものを確認したあとは、
「困った事象」について確認しましょう。
連絡が取れにくくて困った
充電器が足りなくて困った
電気がつかなくなって困った
情報が足りなくて困った
などなど、
どんなにちょっとしたものでも良いので、
「困ったな」と感じたものを書き出していきましょう。
たとえば、「テレビで情報を得ていたのに停電したから見られなくなった」のなら、「ラジオを買おう」「発電機を買おう」「アプリを入れておこう」などと対策できます。
とにかく、困ったことを書き出して、それの解決方法を見つけておきましょう。
というわけで、
私の失敗談も交えつつ、「台風に備えること」をつらつらと書いてみました!