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KLの片隅に生きる人々

ドバイのブルジュ・ハリファに次ぐ
世界2位の高さを誇るムルデカ118がそびえるクアラルンプール。
その華やかな街並みの陰には、
光が届かず、
人々の目に触れることのない場所で暮らす者たちがいる。

KLセントラル駅から徒歩で行けるこの朝市にくるお客さんは
外国人労働者がほとんどで、
適正な資格調整の必要な者も多い。

メインストリートから一本外れた
この細い道沿いに広がる朝市の両側を囲む店舗の奥には、
そこで暮らす人々が住み込みで生活している。
多くは東南アジアや南アジアからきていて、
スーパーでの食材が高くて買えないのと、
行動範囲が限られるため、
この朝市によく来るとのこと。

0.10sen(3円前後)でも値引きしてくるし、
高くてもRM10.00(300円前後)を超える買い物は見たことのないって。

現在、約100万人以上(もっといてるかも)の資格調整の必要な労働者が
クアラルンプールのどこかで暮らしている。
彼らの労働力がなければ、
経済活動が大幅に停滞する可能性は余裕にある。
しかし、彼らの人権はあんまり守られていない。
急成長するマレーシア経済において、
外国人労働者に関する法整備が深刻な遅れを取っている・・・
(日本も似てるかも?)

そんな彼らの生活を表現したマレーシアの映画がある。
2023年に上映された「Abang Adik」


日本もマレーシアも連休ということもあって、
この映画ご覧になり、
ぜひ、感想聞かせてくださいね!

<2024/10/4 追伸>
この映画は来年の第97回アカデミー賞国際長編映画賞でマレーシア代表に選ばれたってよ。ぜひ、頑張ってほしい!

<2024/12/12 追伸>
来年日本の映画館でも見れるようになった!
劇場情報は下記からご確認ください。


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