この身体じゃなかったら、生まれたのが自分じゃなければ
もっとうまく生きられたのかもしれない。
あのとき不登校にならなければ……
あのとき親が死ななければ……
そんなのはいくらでもある。
今どうにかすることだってできる。
その全てが煩わしいのも
もしかしたら変えられるのかもしれない。
少しずつでも、誰かが資金援助をしてくれて……
そんな夢は、ぼくにはもったいないか。
はやく死ねたなら、それで充分。
生きることから逃げてごめんなさい。
生きることをあきらめてごめんなさい。
それはちょっと嘘だね。
「お金ちょうだい」っていうのは、生きたいからだもん。
死んでもいいけど、死ななくていいのならそっちのほうがいいな。
だって、ぼくが死んだら、ぼくが悲しいからね。
今日も生きるね。
そして君が生きるのを応援するね。
フレー
フレー
◯◯!
がんばれ
がんばれ
◯◯!
ファイト
ファイト
◯◯!
ワアァーーー!!!
でもあんま頑張んなくていいよ。
だってもう生きてるだけでそれなりに頑張ってるもん。
過剰な努力より適切な努力をしようよ。
楽しようよ。
ま、それが難しいから苦しくて辛いんだけどね。
大丈夫。
ぼくがまだ生きてるよ。
みんなまだ生きてるよ。
助けてもらおうね。
いつか、きっと──
ここから先は
0字
¥ 100
無理はしないでください。