ブランドを創り、育てるための2冊
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。
本日のテーマは「ブランド」です。
日常で無意識のうちに影響を受けているブランド。
ビジネスではその価値を理解することで、組織やマーケティング、商品にプラスの影響を与えることができます。
私も例に漏れず、ブランドの影響を受けています。
例えば小学生の頃から見ていたアメリカのバスケットリーグ、NBA。
マイケル・ジョーダンという選手が大好きだった私は、彼の履いていたバスケットシューズや、ロゴの入った洋服を頻繁に購入していました。
それが「NIKE」です。
また、筋トレを始めてから身体つきが大きくなると、力強いブランドイメージやゆったりしたフィット感を持つウェアを着るようになりました。
それが「UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)」。
両社ともに今でも継続して購入しているブランドです。
振り返ると私は教科書通り各社のブランド戦略に誘導されていたのでした。
みなさんはいかがでしょうか?
🥚ブランドを生み出し、育てるための本
自分のビジネスでブランドについてインプットをしようとしたとき、大半の理論では「では、実際にどうしたら良いのか?」ということが記載されていないと言われています。
本日はそちらに応える本を2冊ご紹介します。
『ブランド戦略シナリオ コンテクスト・ブランディング』(阿久津総、石田茂/ダイヤモンド社)
「コンテクスト」とは「文脈」の意です。
昨今、「ストーリー」というワードが頻出するようになりました。
ストーリーが必要なことは分かった。事例も拝見した。
それで、どうすればいいのか?
「ブランド」と同様に具体制に欠けるケースが見受けられます。
一般的には「曖昧で扱いにくい」「結果が見えにくい」「時間がかかる」「目標を明確にできない」と考えられている「ブランド」。
本書では「コンテクスト」を切り口として、具体的にブランドを構築する流れが説明されています。
ブランドをこれから新たに創っていきたいフェーズで役立つ一冊です。
続いてはこちら。
『ブランド・エクイティ戦略 競争優位をつくりだす名前、シンボル、スローガン』(D・Aアーカー/ダイヤモンド社)
こちらは生み出したブランドを「育てる」ための本です。
ブランドの価値を高めるための基礎が体系的に説明されています。
各章で豊富な事例が紹介されていることや、章末には確認問題が設定されていることが特徴的です。
巻末には各章の要約もあるので、情報を整理しやすいですし、必要な時に辞書のように引用することもできます。
本書は既に作られたブランドを構築したり、リブランディングする際に活用できるはずです。
私も現在リブランディングの仕事に携わっているので、この2冊を読み直すことで、やるべきことを再確認することができました。
「ブランディング」は大枠では「マーケティング」の領域に入ります。
間接的でもマーケティングに携わるビジネスパーソンには有用な書籍だと思います。