初めての企画書づくりで読んでいた3冊
みなさんこんにちは!工藤です。
私はフィットネスやウェルネスの店舗運営・管理業務から、ヘルスケアの新規事業・商品の企画開発職へキャリアチェンジ(転職)をしたことがあります。
着任早々、私は新規企画の提案を課題として出されました。
そこで困ったのは、まともな企画書の作成経験が無かったことです。
転職前に所属していたベンチャー企業ではホワイトボードを使ったプレゼンでガンガン仕事が進んでいきました。
ところが一定規模になるとそうはいきません。
そんな素人の私が参考にしていた3冊の本をご紹介します。
🥚外資系コンサルのスライド作成術ー図解表現23のテクニック/山口周
「ニュータイプの時代」で有名な著者の山口周氏が、ご自身の経験を基に、分かりやすいスライド作成をするための技術を紹介しています。
山口氏は、
①コンサルティングにとってスライドそのものが高額な商品であること
②とても忙しい人々に高度な問題解決の提言をすることがコンサルティングの生業であること
この2点からコンサルティング・ファームでスライド作成の技術が高いレベルに発展したと分析しています。
スライド作成の原理原則ともいえる要素から、巻末には練習問題も掲載されています。
原理原則のひとつ、「メッセージの3条件」はこちらです。
①1スライド1メッセージとなっている
②明快な主張がある(=ポジションを取っている)
③短い(=ポイントが明確である)
私は今もスライド作成の際には大切にしている条件です。
🥚新・あのヒット商品のナマ企画書が見たい!/戸田覚
社内の過去資料以外に、実際に作成された他社の企画書を見てみたい!そんな時に参考になる本です。
20商品の企画書170枚が掲載されています。
巻末付録には企画書づくりで役に立つ技術がまとめられていて、特に私は「企画書に必要な6つの要素」が参考になりました。
①目的
②市場の調査と分析
③アイデア、コンセプト
④利益
⑤スケジュール
⑥課題
組織により企画書のフォーマットは違えど、この6点は大きく異なることが無いのではないでしょうか。
🥚社内プレゼンの資料作成術/前田鎌利
かつてソフトバンクで孫正義氏にプレゼンをしていた著者が、シンプルなロジックを追求して身に付けた技術がまとめられています。
情報量を削ぎ落して本質を表現するスライドづくりには適しています。
その反面、作り込んだ資料を好む組織にとっては情報量が不足していると感じられるかもしれません。
基本はスライド5~9枚、1分バージョンはわずか5枚の構成イメージです。
シンプルながら説得力ある資料作りを目指す方に向けた1冊です。
実際の企画書作成にあたっては、その他さまざまな要素が必要になります。詳細内容はまた改めてご紹介をさせていただきます。
2018年に沖縄から書いたブログ「価値観をぶっ壊せ!亜熱帯から届けるメッセージ」はこちらからご覧いただけます。