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誰にでもある「こころ」を探る本
みなさんこんにちは、ヘルスケア&フィットネスのお仕事や学びをサポートしている工藤です。
本日のテーマは「誰にでもある心理(こころ)」です。
ここ最近、私は心理学をテーマにした記事を発信しておりました。
そもそもなぜ私が心理学を学ぶようになったかというと、2つの理由があります。
①メンタルヘルスに携わる機会が増えたから
②経営学は、経済学・心理学・社会学の要素が多く含まれているから
私は現在、心理職の方とお仕事をする機会が増えています。
メンタルヘルスの領域で企画のお仕事をしているので、専門家とは言えないまでも、全般的な知識が必要となります。
また、2つ目の理由として、現在は経営に携わる仕事をしているので、理解を深めるために経営学を学んでいたことも挙げられます。
経営学は、0ベースで構築された学問ではなく、他分野の知見を集めて積み重ねられた学問です。
その要素は大きく3つあり、経済学・心理学・社会学と言われています。
そこで上記3分野を深堀りするようになっているという背景があります。
🥚人のこころを理解する入口として
「学問」と言われると、アレルギー反応のある方もいるかもしれません。
でも、学問と言っても特別なことではなく、学ぶことで日常でも役立てることができる知恵のようなものと私は考えています。
だから学ぶことにあまりストレスが無いのかもしれません。
本日は、経済学+心理学の分野に関係する、こちらの書籍をご紹介します。
複雑な説明の前に、本書目次の「サブタイトル」をいくつか列挙してみます。
・なぜ情熱は私たちが思っている以上に熱いのか
・なぜ自分の持っているものを過大評価するのか
・なぜ現金を扱うときのほうが正直になるのか
・なぜ自分のしたいことを自分にさせることができないのか
・なぜ私たちはマーケティング担当者の話を信じないのか
ご覧の通り、とても身近な範囲がテーマとなっています。
本書は、人間は完璧ではない。不足がある。ということを前提に考えられた「行動経済学」の本です。
タイトルの通り、不合理な人間の特性を、数々の実験を基に明らかにしています。
本書では、『わたしたちはみんな、自分がなんの力で動かされているかほとんどわかっていない』と述べられています。
わかっていない故に、その人間の不合理な特性を少しでも理解し、意識することで、失敗を予防したりすることはできるのかもしれません。
経済活動ダクではなく、ダイエットしたいのについついお菓子を食べてしまう理由、そんな身近なことにも触れられています。
また、ビジネスでは人の心を少しは理解できるようになり、計画立案などに役立つかもしれません。
本書は少し厚めですが、文庫本なので読みやすいと思います。
人の複雑な心を理解する入門書として、おすすめの一冊です。