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歩き地蔵のお江戸面白地蔵物語VOL.68 お地蔵さんからのご褒美はタイカレーの巻(北区満蔵院さんのお地蔵さん)
おはようございます。
今朝の板橋区。最高の太陽です。
動画もアップしますが、スマホを手に持って撮影しており、スマホカメラのゴミがチョロチョロしているのを今朝気がつきました。笑
ただ、確かに太陽は日々左側に移動しているし、左から右上に斜めに登っていくのも、動画を撮影することをきっかけに、より気がつきました。
今までは、そんなこと気にもかけないで生活してきていたので、嬉しいなぁー!
私、ここの昭和のアパートがいとおしい人生の仲間、同士のような感じで、本当に、ありがとうと伝えたいです。
昭和のアパート!ありがとう!
私を守ってくれて、ありがとう!!
さて、昨日は午後にも一本書いてからの出かけました。午前中、結構雨が降ってたので、「本日は家にいる日、散歩なし」と思っていたのですが、午後から晴れ間が見えてきました。ならば、やはり歩きたいと歩きました。私の場合の抗がん剤の副作用は足の裏にビリビリと残っていて歩かないと痛い。そして、不思議なのですが、歩くとどんどん歩けるんです。
歩く時は本当に音楽も聞きません。ただ歩きます。自然の音と景色だけが自分の生活に関係する情報です。
このシングルタスクがとても今の自分にとって重要だと確信しています。歩くことでの気づきが、大事な情報なのです。特に緊急時代宣言下で唯一のメディアから流れてきている情報でないまっさらな情報が、歩く範囲で自分で見れる情報だと思っているので、私はできるだけ三密はせずに人にも関わらずに歩きます。
そんな感じで、思わず、昨日は2万歩超えをしてしまいました。
ではマップから
私の住まいからの北エリアが吉方角だったので、向かう。本当になんで方角をそんなに気にするの?って皆さん、変な人と思われるでしょう。
けどね、パパが早くに死んじゃって、会社も倒産させてしまい、息子と生活するも出ていってと言われ、、この息子と生活して「出ていって」の手紙が机の上に置かれた時は本当は吉方角と思っていた所に少トリップに行ってて、けれども、実は最悪の方角だったと後で調べるとそうだったの。
夫の死別と会社の倒産のきっかけは吉方角とかはわからないけど、息子の晴天の霹靂事件から、自分としては、いい方角に行って、いい気を吸ってきたいと思うようになった。
だけども、なかなか北方面にはお地蔵さんが無いようで、ネットで調べてもあんまり情報に出逢えない。そこで、今回もお寺さんだったら?お地蔵さんにお会いできるのでは?と歩き出した。
赤羽の東口に出て、それから赤羽の飲み屋街を通ってみる。ここは昼飲みの聖地。今は結構綺麗にだけど、私が会社やってて東京に出張に出てきたころは、本当にごちゃごちゃして飲んべいさんたちの楽園の風貌。秋田県人会の方のインタビューで訪れて、その方がビール好きなおっちゃんで、朝からビール飲んんでの取材したことを思い出しながら歩く。
現在の緊急事態宣言下の午後。結構、カップルや若者たち、あと、中年以降の男性、普通にニコニコして飲んでいた。うん。はい。写真は撮影できない感じ・・・しちゃってしてません。
昨日は休みだったけど、一生懸命にコロナ対策をしている店舗も。
ヤマト運輸の店舗。
「無事帰社 お帰りなさい」の看板が目に飛び込んできた。
「そう、宅配の皆さんや運輸業のお陰様でライフラインがちゃんと動いている。ありがとう。感染しないでね」と感謝と感染しないでほしい気持ちで心臓がぎゅっとした。
それで引き続き歩く。
途中高齢のご夫婦に出逢い、会話が小耳に入ってきて、、、奥様と思われれる女性は杖をつきながらのちょっと、下半身がマヒしていならがも、精一杯に散歩されていて、ご主人の男性はそうではないから、スタスタと歩いていらっしゃる。その男性が女性に「もっと早く歩け。運動にならない」と言ってて、私の心が「むっ」とした。
「え?どういう意味?」
一生懸命に歩いている女性のためを思って?もっと早く歩いて運動になるようにしろという意味か?
自分が奥さんのペースで歩くと運動にならないという意味かわからないけど・・・・・
だから、こんな男は嫌いだ~
と、
命令口調の男は嫌いだという、えっと、本当に極端なんだけど、命令口調が大嫌いな私の本性をその言葉から実感した。
シングルタスクで歩くと言うのは、こんな自分を知る効果がある。
それで、まず、その感情をお空にぽいぽいと投げてスルーする。
環状8号線に出た。
出た時には本当に車は少なかった。けど、歩き出したら、案外車走っているんだな。とも認識する。
8888のナンバーがやたらと走ってて目に止まる。
本来の目的地であった眞頂院に到着するが
門が閉ざされてて、参拝が出来ない。
むむむ!
ならばもう一つのお寺さんに行こうと歩く。
途中、自転車と車の衝突事故があったのか
お巡りさんが自転車の親子に、どんな風だったか聞いてて、シングルタスクウォーキングは、町が活きていることを察知してくれる。
そしてしばらく歩き「満蔵院」に到着。お地蔵さんは門の外からは見えない。けど、私には匂うのだ。お地蔵さんの匂いがクンクン。
それで、「失礼しま~す」と中に入らせていただくと
まず
いかにも、古から存在してきましたというような庚申塚さんが・・・・
そして隣にいらっしゃたお地蔵さんを今朝は描かせていただきました。
では
お地蔵さんに出てきていただきましょうね。
「お地蔵さ~~ん」
「はい。おはよう。昨日は途中よく諦めないでここまで到着してくださいました。ありがとうございました」
「いえいえ、私も本当に嬉しかったです」
「そうなの?なんでもないお地蔵さんなんですよ。全然有名じゃないし、和尚さんが奥に鎮座させてくれているので、通りを歩く人もここに、私がいるなんて気がつかないのよ」
「そうなんですね。うわ~なんかそんな話を聞くと自分だけ知ってるお地蔵さんって感じで超嬉しいです。ほら、よく有名になる前の俳優とかミュージシャンとかいるでしょ。なんか自分がいいな~って思うってありますよね?そんな感じする~」
「ふふ、そんなに思ってくれるの?」
「だって、一日に一回は新しいお地蔵さんに出逢いたいって、もう、これ習慣になってしまってて、あ~今、お地蔵さんの話をパソコンで打っているんですけど、楽しくって仕方ないです。お会いできないと書けませんから」
「すごいね」
「いや、このテーマ私、やっと見つけた自分だからできるテーマだと思っていて、、、、始まった時には抗がん剤で禿頭で、それで地蔵みたいだから歩き地蔵でいいかな?みたいな。けど、おかげ様でだんだんと髪の毛が生えてきて、嬉しいです。お地蔵さんの皆さまが居てくれたお陰様でここまで来れました」
「それはよかった」
「それから、このnoteでお地蔵さんのお話を書いて、FBでシェアしてたら、ちょっと身内の話なんですがね、リクルート時代の同期の篠原君、しのしのって私時々読んでる友達が、神奈川の戸塚のお地蔵さんをメッセージで送ってくれたんです」
「篠原君いわく、『お寺に入ったらi-phonの音楽がぶちって切れたらしいのです。お地蔵さんが静寂を楽しみなさいと言ってくれたのかな?』って」
「そうなんだ~。楽しい~ね~」
「はい。そうなんです」
あと、
「あとなに?」
「あとですね、満蔵院さんからの帰り道、ひたすら、環状8号線沿って歩き、高層アパートがたくさん立ち並ぶエリアに出たら、子どもたちがアパートの庭で工夫して遊んでいました。あ、これだ?って思いました」
「これって?」
「昭和。私たちが子供だったころ、両親に旅行に連れていってもらうなんて本当に一年に一回か二回でした。鳴子温泉とか・・・で。長期休暇そのものも少なかった。なのでレジャーらしいレジャーなく、休みの日、外に出ると町内の子どもたちで勝手に遊びを作って遊んでました。缶蹴りとか縄跳びとかドッジボールとか、、、それで子どもながらも社会を知るってきたと思うのです」
「うん」
「なので、コロナが終息したら、もちろん、思いっきり家族旅行してほしいし、今の観光業の皆さんを思うと切ないけれど、今、どっちもちゃんと経験することは決して悪いことではないって」
「うん」
「そんなこと、思ったの。子供たちが自分たちで工夫して時間を楽しむ。この創造性に日本の将来をかけてみたい」
「いいこと言うね~」
「あと、もしかしたら、お地蔵さん、私にご褒美くれたでしょ?」
「ン?何?」
「これ?」
「へ?」
「地元仲宿のスーパー二軒とも売ってなくって、どうしてもココナッツミルク入れてタイカレー食べたくってココナッツミルクを探してたんです。帰り道に大きなスーパーがあったから買い物に寄ったら、あったんです。でタイカレー作ったんです」
「美味しかった~って、あ、湯気で見えないですね。笑」
「はい。こんな感じでタイカレー作れて昨日の夕飯、最高でした」
「良かったね~~~。そ、私が犯人よ。だって、本当に必死に探してたんだもん。お地蔵さんネットでもshibuを何とかして助けてやりたいね~ってコメントがわんさか出てたのね。で、まさか、私の所に来るなんて思ってなかったけどね。あなたが参拝終わってから、お地蔵さんタイ支局から、急遽、お地蔵さん宅配便で、いなげやに届けて、エスパーでいなげやの店員にすぐ棚に置いくように指示したの。あなたがスーパーに到着するまでの時間での勝負だったから、大変だった。笑 けど、やりがいもあったのよ~。あ~仕事したって感じよ~」
「う、う、う、そこまでしてやっていただいたんですね。感激です。なげる~~~」
「あはは、良かった。喜んでもらってハッピー」
そんな感じで、昨日はミラクルでした。
歩けることについても気づきがあったのですが、それは、今後機会をみて書きます。
こんなに長い文章になると思ってなく書き始めて結構長くなってしまいました。
読んでいただき
誠にありがとうございます。
本当に嬉しいです。
ありがとうございます。