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怪物だれだ?

映画『怪物』を観て、思ったことを書いていきます。(  . .)"




「普通」
何気なく使われ、使っている言葉が、時に誰かを苦しめてしまうことがあります。

自分の「普通」と違う人がいた場合、相手や多くの人にとっての「普通」と自分が違った場合、時に「怪物」のように思えてしまうことがあるかもしれません。

以前、「全ての人に好かれてる人なんていない。誰であっても、誰かにとっては大事な人だけど、他の誰かからしたら大事じゃない人だ」と言われたことがあるのですが、映画を見て「誰かにとっては怪物だけど、他の誰かからしたら怪物じゃない」にもなるなと思いました。

たとえ家族であっても、違う人間だから、全ての「普通」が一緒じゃないって、当たり前なのに忘れてしまいがちでした。

ただ、「大切な人」だからこそ、「普通」じゃないことで困るんじゃないかとか心配して、「普通」を押しつけてしまうと、相手からしたら「怪物」に見えているかもしれないと感じました。

ありのままの相手を大切にすることが、本当の意味で大切にするってことなんだと思いました。

大切な人であっても、そうじゃない人でも、違うからと正そうとしたり、まして差別や排除しようとして「怪物」になってしまわないように意識していきたいと思います。

そして、何よりも自分で自分を「怪物」にしてしまわないことが大切だと感じました。自分が思ったこと、考えたこと、自分だけは否定せずに大切にして、それを主張はしても押しつけないようにしたいです。

無意識の部分もあったりするので、すぐには難しいけど、少しずつ意識していくことで、「幸せ」があることに気づけたり、「怪物」になる可能性を下げられる気がしました。

自分が思っている「普通」だって変わることもあるし、それは新しいことを学んで考えた結果でもあるから、それでいいって思えました。


描いたのは結構前ですが、インスタにアップしていたこの絵も、「ありのままの自分でいい」というメッセージを込めて描いたものでした。

様々なことを考えるきっかけになる、とても素敵な映画でした。

虹色文具


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