「詩」赦さない
未だに、
あの人の夢を見る
言いたかったことを言って
食べたいだけ食べて
大声で笑う
ほしいものをもらって
夜へ落ちて行く
私が、
あの人が、
笑ってた
未だに、
あの人の夢を見る
会いたいわけじゃない
後悔や未練なんてどこにもない
あるのは記憶。
2人で過ごした記憶、それだけ。
未だに、
あの人の夢を見る
目覚めた朝に残る
心臓をえぐるような痛覚
もう、何年も経っているのに
まだ、これほどまでに、赦せてない
もう、愛なんてどこにもないのに
あの人の夢を見る
きっと、一生、夢を見る