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20歳の独立日記

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就職率99%の専門学校で就職せずに、フリーランスデザイナーとして独立した20歳の毎日。嬉しかったことも、悲しかったことも全部書きます。
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#ビジネス

20歳の独立日記〜5日目〜

5月15日(火曜日) フリーランスの良いところはその人によって色々ある。その中でも僕は働き方を選べるところが、とても自分に合ってる。もし僕が会社務めをすると、ギリギリの時間に起きて、急いで準備して、満員電車に揺られて、恐らく始業時間にはクタクタになってると思う。 それに慣れた頃には目が死んで、何のために働いてるのか分からなくなって、「ああ、空が青いな。もう会社辞めよう」ってなると思う。 フリーで一人でやってるとその点がとても自由。僕は大体、朝の10:00頃に起きて11:

20歳の独立日記〜6日目〜

5月16日(水曜日) 「売る」から「売れる」へ。水野学のブランディングデザイン講義という本を読んだ。水野学さんはグッドデザインカンパニーという会社でグッドなデザインを生み出している、日本を代表するクリエイティブディレクターだ。熊本県のゆるきゃら「くまもん」や、NTT docomoの「iD」、東京ミッドタウンのデザインが有名。 ----- 水野さんは一切、背伸びをしない。全てを自分の言葉で語る。自分が本当に良いものを作って、社会を良くすることを目標にしている。 デザイン

20歳の独立日記〜7日目〜

5月17日(木曜日) なぜご丁寧に○月○日(○曜日)と付けるのか。それは自分が曜日感覚がマヒしてきているからだ。学生のときはこの授業があるから今日は何曜日だな、と認識できるが、今は「水曜日のダウンタウン」でしか曜日を判断できない。日曜日だろうが、プレミアムフライデーだろうが関係ない。ここでふと疑問。もし曜日が無くなったらどうなるんだろう。曜日が発明されたのはなぜだろう。無知な私にコメントで教えて欲しい。 ----- 今日は午前中からずっと、Twitterで話題になってい

20歳の独立日記〜9日目〜

5月19日(土曜日) 最近、ツイッターのフォロワー稼ぎに走ってると思う。フォロワーが増えると、自分が認めてもらえる気がする。フォロワーが増えると、自分を知ってもらえるキッカケが増えてもらえるお仕事も増えると思う。でも、結果としてそうなったら嬉しい。分かりやすく言うと、フォロワーを増やすことでもらえるお仕事よりもお仕事の成果、もしくはお仕事自体によってフォロワーが増えることが理想。「自分にとって有益な情報がもらえるのでは?」というフォロワー(自分の読者的なポジション)が増える

20歳の独立日記〜10日目〜

5月20日(日曜日) 今日は株式会社Waseiの代表を務められている、鳥井さんと株式会社サイボウズのコーポレートブランディング部の明石さんの講演会に参加した。約3時間のセミナーはあっという間に終わった。 ----- 僕は鳥井さんのことを「隠居系男子」というブログで知って、ファンになった。そして、鳥井さんに会いにこのイベントに参加した。 明石さんのことは正直、あまり知らなかったのだけど自己紹介の時点でとても引き込まれた。まず、声が良い。聞きやすい。それってすごく大事で、

20歳の独立日記〜13日目〜

5月23日(水曜日) 慌てて起きた。今日は午前の11:00から大事な打ち合わせだった。しかも、顔合わせも兼ねた大事な打ち合わせ。起きた時間は10:00。到着時間を計算する。ギリギリすぎる。急いで身支度をし、自転車を走らせた。 結局着いたのは、約束の5分前。良かった。先方はまだ来ていないらしい。LINEで連絡。「お世話になります。到着しましたら、ご連絡お願いします。」すぐに返事がかえってきた。やっぱり、仕事出来る人は返事が早いなぁと思いながら、画面を見た。「お疲れ様です。明

20歳の独立日記〜14日目〜

5月24日(木曜日) 時代が変わっても本質は変わらない。これは幻冬社代表の見城徹さんの言葉。どれだけSNSが盛んになって、ARだVRだと言われているが、人との出会いの本質というか価値は変わらない気がする。会って話すこと。会って食べること。 昔から日本人は人と「あう」ことに対して特別な意識を持っていたんじゃないかと思っている。「会う」「合う」「逢う」「遭う」。4種類の「あう」がある。「会う」は人との出会い。交流会など、対面している図が浮かぶ。スタンダードな会う。「合う」は会

20歳の独立日記〜16日目〜

5月26日(土曜日) 電車によく乗る。今日も2回乗った。往復だから4回。電車ではスマホを禁じている。本を読んだり、人間観察をしたりする。本はお気に入りの本しか読まない。何回も読み返しては、ページを折ったり、線をひいたりしている。何ヶ月かたって、あぁ自分はこのときこう思ったんだ。ここに感動したんだ。色々なことを思い出すことができる。Kindleも便利なんだろうけど、紙の本が好きだ。重さ、表紙を取ったときに見えるカバー表紙、匂い。歴史のある図書館で、古いデザインの本を開いたとき

20歳の独立日記〜17日目〜

5月27日(日曜日) 朝、起きたら首が動かない。昨日のライブが楽しすぎて筋肉痛になっていた。首を痛めると、普段どれだけ首にお世話になっているか分かる。まず、何をするにも痛い。イスに長時間座るのも困難を極める。下を向きながら作業なんてもってのほかだ。揉んだり、伸ばしたり。色々試すが一向に治らず、むしろ痛くなってる気もする。どんどんやる気が痛みに吸収され、寝転んでYouTubeで「マネーの虎」を見ていた。 マネーの虎は10年以上前にテレビで放送されていた。事業のためにお金が欲

20歳の独立日記〜18日目〜

5月28日(月曜日) 今日は中学生の時からお世話になっている、音楽スタジオの店長と打ち合わせだった。サイトリニューアルと折り込みチラシの作成を頼まれた。店長には1997designのアドバイスをしてもらっている。契約書のチェック、確定申告など。とても心強い。店長は自分が20歳のとき、なにも分からなかった。だから色々サポートをしたい、そう言ってくれる。僕もそんな大きな人になりたい。 今日は短めです。すみません。とても大きなことがあって、整理できてから、話します。 ★「20

20歳の独立日記〜19日目〜

5月29日(火曜日) 朝9時に起きた。それから10時まで仕事をする。終わって、コーヒーを一杯飲む。歩いて5分のTSUTAYAに向かう。12:00まで映画を一本見た。今日見たのは、「海街diary」という作品。3人の姉妹と、腹違いの妹が同じ屋根の下で暮らす話。舞台は江ノ島。僕も江ノ電に乗って、誰かに会いに行きたくなった。長澤まさみ、綾瀬はるか、夏帆、広瀬すず、リリー・フランキー、大竹しのぶ、樹木希林という大好きな俳優が総出演している。 うみねこ食堂のお母さんがすず(腹違いの

20歳の独立日記〜28日目〜

6月7日(木曜日) 今日は鳥貴族で打ち合わせだった。 佐藤翼という、グッドなメロディにグッドな詩をのせて歌うシンガーソングライターがいる。 自分の大好きなものに対して真っ直ぐで、正直な人。そんな人の作る曲が悪いワケない。 聴くと分かるが、どこか懐かしい。小学校のときに友達とふざけて家まで帰ったこと、高校生のときに朝まで公園で友達と喋ったこと、彼女に好きだと伝えたときのこと。なぜか頭に浮かぶ。 「いい音楽は情景をつれてくる。」 本当にその通りだと思う。佐藤翼(通称

20歳の独立日記〜29日目〜

6月8日(金曜日) 結局、人だと思う。 「バクマン。」という漫画がある。2人の高校生が、脚本と作画に分かれて漫画を作る話。いわば、漫画家の漫画。 友情・努力・勝利の要素が全て詰め込まれた大好きな漫画。 漫画という舞台設定場、肉体を交えたバトルは存在しない。漫画の面白い方が勝利だ。 七峰透という漫画家が登場する。 七峰は50人のネットユーザー、漫画好きな一般の人達と団体で一緒に漫画を作る。編集者の意見は無視し、自分が面白いと思う作品を、漫画有識者の意見を聞きなが

20歳の独立日記〜30日目〜

6月9日(土曜日) 月が綺麗ですね。 夏目漱石は「アイラブユー」をこう訳したらしい。僕の大好きなチャットモンチーというバンドの「8cmのピンヒール」という曲の中にこんな歌詞がある。 「月を見て綺麗だね、と言ったけど あなたしか見えてなかった。」 愛してる、あなたしか見えないの。これを知ったとき、胸がキュンキュンした。まだ聴いたことのない方は是非。 今、あるガールズバンドのCDジャケットを作っている。 愛がテーマらしい。 ライブハウスでの愛、日常で感じる愛。CDジ