ネットでは一マス空けないことを知った

ネットに上げる文章のルールを知らんで、数年間ゴリ押しのようにやってたことなんですけど、段落ごとに一マス空けるというね、原稿用紙のやり方でnoteの記事を書いてきまして。そこへ何かのサイトを見てわかったことには、ネットやらwebやらではこの一マスというのを空けないんだっつってね。いやもうぜんぜん知らなかった。これ誰か教えてくれてたらよかったのに。知らないというのは怖いわ……。あたくしの数年分の無知と恥がこのnoteに残されております。

そんでこの記事からは、すなわち今日からは一マス空けるのをやめてみようと。ずっとやってきた書き方を変えるんだからちょっと苦しいですが、慣れていこうと思いますよ。

慣らすためになんか書くか。

といって行を変えた瞬間に右手親指がスペースキーを押すので、おやおや。これはもうじっくり歯列矯正をしていくようなものですな。長年やり続けただけあってこの癖はしっかりと固定されてしまっている。知らないのも怖いが慣れるのも怖い。そういやあたくしホルモンの『絶望ビリー』を歌えないんですけど、というのは過去にサビのメロディを間違えて覚えてしまって、何度もそのまま歌い続けた結果、音程を間違えたままになってもう変えられなくなったんですね。慣れというか、癖がつくとそういうこともあるんだわね。

まあそれはいいや。

いま朝比奈隆のベト全を聴いている。アダージョだけが聴きどころかと最初思ったんだがすぐに撤回、や、このベートーヴェンはすごいぞ。チェリビダッケかクレンペラーか、タイプ的にはそっちのほうの音づくりですな。重厚さとテンポの遅さと。堂々として威厳と迫力、地平線から戦車の群れが走ってくるかのようである。もうほんとにいい録音があるからディスク漁りはやめられない。

一マス空けなしの練習でした。