雨ニモマケズ
なぜ、もっと早く出会わなかったのか…
37歳の私と37歳で没した宮沢賢治
写真は、Wikipediaより
手帳に記されたこの詩が、なぜ、これまでこころを打つのか
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
あるがままに生きる、あるがままに生きて、そのまま死ぬ
そこに、おごりも、卑下も、存在しない
承認も、憎しみも求めず
ただ、利他を通して利己を満たし
良く歩き、良く動き、最低限食べ、質素に生きる
できない、できないけど、その様で在りたい、と思う。