情けは人の為ならず
幸せになる勇気 No47 信じ続ける
「お黙りなさい!」青年は怒鳴ります。
それは、「わたしはただ、信じ続けます。あなたを信じ、人間を信じます」という哲人に対してでした。
幸せになる勇気、読書感想文、今日は、無条件の信頼について、深堀り。
昨日のnoteで、「噓さえも信じる」という話をしました。
哲人は、新約聖書の「ルカによる福音書」を引用します。
「汝の隣人を、汝みずからの如くに愛せよ」
他人のことを信じられないと訴えているのは、「あなたが自分のことを信じきれていないからなのです」
「き、決めつけが過ぎますよ!」との青年に対し、哲人は、言います。
「自己中心的な人は、〜ありのままの自分を受け入れることができず、絶え間なき不安にさらされていくからこそ、自分にしか関心が向かないのです」
皆さんは、この感じ、わかりますか?
他者に関心があり、そして、他者を信頼できる人は、それ以前に、自分に関心があり、自分を信頼している。
自分の話しかしない人、います。
しかし、カウンセリングが深まってくると、不思議と、「◯◯さんは、どう思いますか?」と、こちらに興味関心をむけて来ます。
もしかしたら、それは、
信じられなかった、恥ずかしくて目も当てられなかった、到底受け止められなかった“自分”を信じ始めたサインかもしれません。
では、また。
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