あなたはご自分を大切にできていますか?
お盆が過ぎましたが、まだ暑さが続く日々。
でも、時々、明け方が涼しいなと思う日も出てきましたね。
私がよく、みなさんにお伝えしている言葉があります。
それは、「眠りは、あなたの1日の生活を映し出す鏡」だということ。
眠りを大切にできる人は、あなた自身を大切にできる人!
そんな気持ちで、ご自分の眠り、ご自分の生活と向き合ってみませんか?
今日は、アロマの話をしたいと思います。
長い歴史の中でも、香りは、覚醒の状態を調整して鎮静状態に導くために用いられてきました。
また、香りは嗅覚とも密接な関係があり、
香りがないと、味覚が変わってしまうとも言われています。
私の母も、においの感覚がなくなった時は、食事が美味しくないと嘆いていました。
香りにはいろいろな効果があることも知られていますよね。
麝香(じゃこう)、ミント、ジャスミン、ライム(柑橘系)、
シナモン、ペッパーなどのスパイス系には、覚醒作用があると言われています。
また、白檀(サンダルウッド)、沈香(ジンコウ)、伽羅、ラベンダーなどの香りには、
鎮静作用がありますね。
これらの香りの効用をうまく活用して、
心地よい眠りを誘う睡眠環境を整えることも広く行われるようになりました。
<眠りと香り>
(1)睡眠を改善する香り
あなたは、セドロールという言葉を聞いたことがありますか?
マツ科ヒマラヤスギ属のセダー心材から抽出されるものですが、
このセドロールには、睡眠時間を延長し、寝つきを良くし、中途覚醒を減少させ、
自律神経に働いて、睡眠を安定させる作用があります。
バニラ・ビーンズ、ニセアカシア、セイヨウナツユキソウの花の精油に含まれ、
やや強いバニラに近い香りのあるヘリオトロピンには、
睡眠を深めてくれる効果が確認されています。
(2)鎮静効果のある香り
また、ラベンダー、カモミール、マンダリン、アマダイダイ、ゼラニウム、
マヨナラ、メリッサ、ティーツリー(茶木)、白檀(サンダルウッド)、
沈香(ジンコウ)、伽羅などには、鎮静性の効果があります。
(3)興奮性あるいは覚醒性の香り
ペパーミント、ムスク、ジャスミン、ローズ、ライム、柚、コショウなどが代表的ですね。
これらの特性をうまく活用して、
就寝の1時間前あたりから、(1)や(2)の香りで、脳や交感神経の活動性を眠りモードに調整し、
心身をリラックスさせると、入眠がスムーズになりやすくなります。
また、目覚めには、(3)の香りで、頭をスキッとさせると、目覚めが気持ちよくなりそう💛
ただ、香りには相性があります。
嫌いな香りは、いやな“臭い”と脳が認識してしまい、
不快感につながり、寝つきを妨害することになります。
もともとの好みや、その時の気分によっても感じ方が異なるので、
その時のあなたにあった好みの香りを使うのがコツですね!
想像するだけで今日もぐっすり眠れそう💛
ぜひ試してみてくださいね!
睡眠コーチ
小畠径子(おばたみちこ)
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