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小さな会社の強み!経営者のスタイルが世界観に反映される理由

ブランディングでは「世界観」の統一が課題となります。最近はインスタなどのSNSでも世界観を大事にしていますね。世界観とは何か?僕は文字通り、ブランドの主体が「世界をどのように見ているか」だと思います。

僕は中小企業はそれほど神経質になる必要はないという意見です。なぜなら、世界観の前に取り組むことがあるからです。具体的には「ミッションが先、世界観は後」でもいいのです。それよりも社内を固めることです。

もちろん、世界観はどうでもいいということではありません。人は目に見えるもので良し悪しや好き嫌いを判断をします。見えるものの背景には「見えないものがある」ことを忘れないで、どのようにコントロールするかです。

とくにロゴやパッケージやWebサイトに一貫性を持たせるのは重要です。ただし、この一貫性や統一はかなり曲者なのです。カラーやフォントなどを揃えるのは基本中の基本ですが、それだけでは独自の世界観は生まれません。

ガスオーブンで焼き上げる自家製酵母パンが人気のお店です

画像は仕事場から歩いて15分ほどのところにある「ベーカリー・ミウラ」さんの店頭です。異質なものがさまざまあるのですが、同店の世界観が伝わってきます。計算していないようですが、実はピシッと納まっています。

サイトやSNSが見つからないので、取材記事を紹介します。「SNSなどで宣伝するのではなく、パンが雄弁に語ってくれるほうがいいかな」という言葉がいいですね。ハード系パンが多く、作り方に独特のこだわりがあります。

小さな会社や個人店は経営者のスタイルが世界観に反映されていいと思うのです。いや、むしろ反映させることを強くお勧めします。しかし、何でもいいということではなく、反映にはいくつか条件があります。

ひとつは目指すべき顧客が明確になっていること。届けたい人が決まっていなければ世界観以前の問題です。もうひとつは、自分の好きなことを無理やり押し付けないこと。この塩梅がいわゆるセンスということになります。

そして、何よりも経営者自身が自分の「在り方」と「表現方法」を持っていることです。まあ、結局はここに尽きるのでしょう。ブランディングにゴールはないわけで、愚直に追求する姿勢が世界観になるのだと思います。

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