工夫のある微差、僅差の積み重ねが、絶対差につながる
ブランディングという仕事柄、素晴らしい中小企業の経営者にお会いすることが多いのです。
みなさんに共通しているのは、微差、僅差の積み重ねをすごく大事にしていることです。一見すると派手な経営のように見えても、その裏には小さな積み重ねがあるのです。
微差、僅差は文字通りほんの少しの違いです。でもこのわずかな差でも続けていくと大きな差、つまり絶対差になります。
例えば、1度の角度の違いは手元ではごくわずかですが、100メートル先では1.74mの高さです。
これもまた、仕事柄感じるのですが、一生懸命仕事をしても成果を上げられる企業と上げられない企業がいます。
成果を上げられない人に多いのは面倒くさがり屋さんです。反対に成果を上げられている人には面倒くさがり屋さんはいません。
ほんの小さなことだから、どうってことはない、そう思っていると微差、僅差は生まれません。当然、絶対差にはなりません。
わずかでも良くなるのならば、すぐに取り組むことが成果につながります。タイトル画像の石積みのようにね。
ところで、微差、僅差の積み重ねで、気を付けないといけない勘違いがあります。それはただ同じことを繰り返すことです。
同じことを繰り返せば、微差僅差が生まれるわけではないことです。
AとBの方法があった時、BがAよりも劇的に良くなるのならば、人はBの方法を選び取り組みます。
しかし、Bがわずかしかよくならないと、人はBの方法を馬鹿にして、いままでのやりなれたAの方法を続けます。ここが勘違いにつながります。
繰り返しの中で違いを出すための工夫が必要です。「工夫のある微差、僅差の積み重ねは絶対差につながる」・・・自戒を込めてそう思います。
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