チェックポイントで実現する商品化
『デザインしたものが商品化できない』何故か
0221127
工業デザイナーの多くは、「自分の発想したデザインが、そのままの姿で世の中に出て行っていない」というフラストレーションを抱えている人が多いでしょう。
また、集中力が切れて流れにまかせ
企画段階で、商品コンセプトや企業のあるべき姿について議論を重ね、最終経営者に経過報告し、再び議論を重ね、ようやく商品化決定したデザインは決定された。
事実が明らかにする。スキル不足と情報の共有不足が起こす問題とある意味で金型屋が商品決定している。
企業内で喧々諤々協議して商品化決定したにも関わらず、設計や金型の段階で「作りにくい」などの理由から、いとも簡単に形状が変更されてしまう事は日常茶飯事ですね・・・・・・
問題はどこにあるのでしょうか。
見方を変えれば、蟻の法則ではないのですが、何も問題なく商品化していく物は何も問題となりませんので80%は表面化しないですが20%の問題は表面化する問題となります。
私が企業人であったころ、問題を起こす人の傾向があるので常にチェックリストで管理するようにしていました。
その原因の傾向は、理解・連絡・情報・交流などの不足や個人的なこだわりなどである。
もう一つの原因はプロセスの問題です。
業務のチェックリストが作られていない。論理的ではない。
フロントローディングで問題共有や情報共有ができていない。
フロントローディングでの前倒しで不具合対応をしているか。すなわちデザイン・商品設計・金型設計者と製作者の情報共有ができていないのではないでしょうか。
事前に情報の共有がされていれば大幅にコストダウンや生産効率の向上を可能にします。それでも問題が起こるのは知的情報不足と考えられます。
情報集積不足か、コミュケーション不足が起こす『ものづくりの空洞化』
言い換えれば専門家でそれぞれの知識と経験知があるのにできないのは情報集積不足か、コミュケーション不足と言えるでしょう・・・・
これも私の半世紀近い経験知です。
あるデザイナーは、イメージと絵はかけるが、ものづくり(プロセスを含む)を知らない。
ある技術者は、デザイン引継ぎされた物を設計基準に合わせて設計する。
ある製造担当者は、商品コンセプトや企業における商品価値を理解していないで利益優先で推進する。
いわゆる商品の意味性を理解しないことや情報共有しないことでセクショナリズムなどで単価は上がり、出戻りなどの非効率の問題がでますので品質の低下と管理費の高騰が発生します。
ここから生まれる乖離こそが、『ものづくりの空洞化』おこります。
海外で日本を支えていたモノづくりのベテランがコロナで帰国で品質管理が問題となる近未来。
現在は 2022年は忘れられた20年間に起きたものづくりのどうしようもない異変が起きています。
人件費のやすかったベテランの多くは中国、タイ、ベトナム、インドネシアの工場責任者でしたが、COVID‑19で帰国し、退職するなどの現実が起きています。
また、激動の2022年として、新型コロナウイルス感染症(COVID‑19から)始まりロシアがウクライナ侵略で、 原油、ガス、小麦世界で食品高騰、インフレ圧力の強まりや素原材料・部品の調達制約が、企業活動や消費の重しとなっている。
中国のゼロコロナ政策による成長減速も、中国向け輸出やサプライチェーンを通じて世界経済に波及しつつある。
企業とは現実的な意味で、社会に対して影響を与えることが出来る存在であり、民衆に最も近い存在であると考えられる。
生産手段や流通など企業の果たしている社会的役割抜きで、商品づくりを考えることは現実的ではないと考えます。
そこで取り組むべきなのが、
まとめとして、商品のチェックポイントを掲載いたします。
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