「泣く」ことについて

こんばんは、193です。

最近急に寒くなりましたね。皆さん体調はいかがですか?
私の職場では続々と体調不良でお休みする方が出ており、まだ元気な私に皺寄せがきているところです。正直言って大変です。

でもどこもこんな感じで、うちの店は比較的人数がいる方なので、まだマシなのだそうです(※新しい店長の主観)
まだマシだとしても大変なのは変わらないので、そのことに共感してもらいたかったな……というのは期待しすぎですね、やめましょう。

今日は「泣く」ということについて話していこうと思います。

皆さんはよく泣く方ですか?それともあまり泣かない方ですか?
人前で泣かない人もいれば、人前であっても涙がこぼれてしまう人もいると思います。

私は普段人前で泣かないように気をつけているタイプです。
それでも嫌なことや苦しいことがあると顔に出てしまうし、年に一回は感情が爆発して、それはもう大声でボロボロ泣きます。赤子のように。

これだけ見ると、大の大人が子供のようにギャン泣きしているのですから、それはもう情けないし恥ずかしいし、アレと同じと思われたくない、と共感性羞恥を感じる人もいるだろうなと思います。実際人前で何回かやらかしているので、そういった周りの視線、空気から、何となくわかります。

でも「泣く」こと自体が悪いことではないですよね。
だってみんなオギャーと泣いて生まれてくる訳ですし。

そう考えると「泣く」ということは「生きている」ということと同義なのかもしれません。

泣き声を上げない赤ちゃんは呼吸をしていないということで、そんなことが起きたら分娩室は大騒ぎでしょう。背中を叩いたりして、どうにか泣かせようと(呼吸させようと)します。

これは、今普通に生活している私たちにも当てはまるような気がしませんか?

悲しくても辛くても涙を流さない……涙の流し方を忘れてしまった人
何も悲しくないよ!と張り付いた笑顔を浮かべる人
泣き声も、笑顔すらも忘れてしまった人

どれも「泣かない(泣けない)人たち」です。
生きていること自体が奇跡の、今にも消えてしまいそうな人たちだと、思いませんか?

「泣いたって何も変わらない」
「子供じゃないんだから泣くなよ」
「泣いてる暇があったらちょっとは行動しなよ」

そんな厳しい意見が飛び交う世の中ですが、私から一言。

『うるせぇてめぇらには関係ねぇだろほっとけ!!!!!』

です。

一つ補足すると、何も上記の意見が間違ってるとは思いません。むしろ正論です。
泣いている時間に何か勉強でも情報収集でもすれば、合理的に考えて理想への近道となるでしょう。

でも人間って結局合理性より感情で判断してます。とても便利で品揃えも良い新しいスーパーより、ずっと昔から通っていて仲良しの店員さんのいる狭いスーパーを選んでしまうみたいに。

だから、他人や職場の人間など関係性の浅い人のいう正論、客観的で合理的な意見なんて間に受けず、私たちは私たちの感情に正直でいていいと思うのです。

悲しければ理由なく泣いていいし、情けなくて恥ずかしかったら一旦逃げて一人になってもいい。時にはそれがどれだけ醜く見えても、泣きながら、しゃくりあげながら、前に進もうとしてもいい。
泣きじゃくって動けなくなった子供が、親に置いてかれそうになった途端、必死に親の元に駆け寄るように。

周りの人はきっと、「泣いている=ケアしなければならない」という観点から泣いている人を見ると

「何とかしなくちゃ!」→「でも他人にそんなリソース使う余裕ないし…」→「そもそも非力な子供じゃないのに、何で俺・私がケアしないといけないんだ!」→「助けたくない!」

というフローチャートを得て、「泣いたって何の意味もないぞ」と反射的に言ってしまうだけだと思います。みんな自分とその近くにいる人で精一杯ですから。

なので、泣くとしたらせめて自宅、自室、車内、トイレなどのプライベートな空間が良いかなと思います。
誰かに慰めてほしい、気持ちを受け止めてほしい時は、信頼できる人に付き合ってもらうか、そういう人がいないのであればカウンセラーに頼む、あるいは紙に今の気持ちを連想ゲームのようにひたすら書き出すのもいいと思います。

それこそボロボロに涙を流しながら、ね。

泣くことは呼吸をすること、どんな言葉を発したとしても、それは今この瞬間生きている証明です。

泣きながら進むのもいい。苦しみも人生。でもそれが自ら望んで選んだ道でないのなら、少し方向転換が必要かもしれませんね。

あなたも、私も。

人生に正解はありませんが、強いていうなら「自分が心から望むものを求め続ける道」、なんてのがベターなんですかね……あまりよく分かってはいませんが。

多分死ぬまでわからないんだろうな。

笑顔でいることより、泣いても自ら歩き出せる道を選べますように。


本日はここまで。

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