『小説』永遠に宇宙に~さよならは言わない~ 2章 第 9話
ニーナ「何しているのよサラ!!もォ時間が無いわよ?」
サラ「待って!よ!!だァってこれがァ
!!┄┄もォ!!何でさっきは閉まったのにィ!!あァ~もォ!!パパ助けて!!」
ダニエル「アハハハハ、どれ私がやってみるかな?」
ニーナ「何やってんのよ、何で昨日の内に┄┄何?その荷物」
サラ「何って┄┄はぁ~?何でニーナの荷物そんなに少ないのよ!!」
ニーナ「何でって┄必要な物はあっちに行ってからって┄┄普通思うよね?」
菜智「まァね?でもそれは多分ニーナみたいなお金に余裕のある暮らしをして来た人だけだと思う」
サラ「本当、嫌味なんだか早くその生活に私が慣れなきゃいけないのか」
ニーナ「そォなんだ」
サラ「それにさァ、私達は私達だけで生活して行くんだよ?直ぐにモデルになれる訳じゃ無いし、だから少しでも節約した生活をして行かないと駄目じゃん」
ニーナ「え!!」
菜智「まァ!!」
ダニエル「ほォ」
キュゥ~~
ダニエル「あ」
サラ「な、何よ┄ま、まァ出だしはちょっと大変だから最初だけ援助して貰っても┄、あ、パパ?荷物少し減らすからチャックは」
ダニエル「すまない、閉めて閉まったが、もう一度開けるかい?」
サラ「ハア┄┄ううんありがと、その儘持って行くから良い」
ニーナ「サラ?熱でもあるの?」
菜智「そ、そォね?この子の口から節約だなんてワードが出てくるとは思って無かったわ?」
ダニエル「そ、それはちょっと」
サラ「た、確かに私だって意外だとは思うけど」
ニーナ「あ┄┄菜智?サラには話してないでしょ」
菜智「えェ、あなたから話すと┄それに多分サラなら横着するだろォからって」
ニーナ「成る程、菜智は間違って無い」
サラ「ちょっと!!人を何だと」
ティム「おォ~~い!!まだか?車来たぞ?」
ニーナ「まァ良いわ?どォせお金の管理は私がするんだから」
サラ「どォ言う事?」
ニーナ「暫くはソフィアとパパ達が仕送りしてくれるのよ、だから必要な物はあっちで揃えるから」
サラ「そォ何だ┄┄ねェこの荷物置いてっても」
ティム「何だよ、準備出来てんじゃねェか、サラのはこれだな?」
サラ「あ、ティム?」
ズシッ!!
ティム「うォ!!な、何だ?この重さは」
サラ「あァ~~女の子には色々とあるからさ」
ティム「そォなのか、クォ!!お、重い」
スティーブン「お?準備は出来たな?」
ティム「ボブ!!悪いがこれ頼む!!」
ボブ「ok」
ソフィア「2人共身体には気を付けるんだよ?」
ニーナ「ありがとォソフィア」
ダニエル「本当にここで良いのかい?」
サラ「うん、空港まで来て貰ったら、寂しくて行きたくなくなりそォだから」
ソフィア「サラ、料理はね?相乗効果で旨味が上がる事を忘れてはいけないよ?」
サラ「うん、ありがとォ御祖母ちゃん」
ボブ「なァティム?これ凄く重くないか?」
ティム「サラのなんだか、何でも女には色々とあるみたいだ」
ボブ「そォなのか」
ドスン!!
ティム「シボレーのアストロか、中々センスが良いじゃないか」
ボブ「お?アストロの良さに気付くだなんてティムも中々だな?よし、じゃァ行こォか」
ニーナ・サラ「行ってきま~す!!」
ブロロロロロロロロ┄┄
菜智「ジョディー、これで良いんでしょ?私の役目はこれで終わり、後は蘭と麗美に任せて良いんだよね?」
ボブ「3人共頑張ってくれよな?」
ティム「ボブ、確かにニーナとサラは仕事として日本に行く、でも俺は観光だ、1週間で戻って来る」
ボブ「そォだった、なら帰る日が分かったら連絡してくれ、迎えに来てやるから」
ティム「それは助かる」
サラ「ちょっとティム?」
グイッ
ティム「え?あ、どォした?サラ」
サラ「良いから」
グイッ、スタスタスタ
ティム「な、何だよ、もォ直ぐ出発だぞ?」
サラ「だからよ!!全く気が利かないんだから!!」
ティム「え?┄┄えェ!!嘘!!マジでか?ボブが?」
サラ「ハア┄┄ニーナもよ?本人ははっきりしてないみたいだけどね?時々女になってたわよ?」
ティム「そォだったのか」
ボブ「ニーナ┄俺は」
ニーナ「EVEの食事楽しかった、試合は残念だったね?ドライブも楽しかった、そしてプラムも」
ボブ「行かないでくれ!!俺はニーナが好きだ!!ずっと俺の傍で」
ニーナ「うん、トリプルCの御曹司と一緒になれば苦労はしないわね?自由も、好きな物だって買える」
ボブ「そォだ、だから俺と」
ニーナ「でもね?本当に私の欲しい物はお金では買えないの」
ボブ「そんな事は」
ニーナ「フレディー聞いて?確かにお金を積めば高みまでは楽して見れる、でも違うのよ、ジョディーが見た高みはね?そこに行くまでの行程が必要なの、閉じ込められたエレベーターで一気に頂上へ行っても、その間の景色は見る事が出来ない」
ボブ「1つずつクリアして行くからその重みが┄┄」
ニーナ「うん、理解してくれる人で良かった、だから私はあなたを好きになった」
ボブ「え?」
スッ┄┄チュッ
ティム「うォ!!ニーナ!!だ、大胆だな」
サラ「ハア┄┄良いなァ┄私も誰かに愛されたかった」
ティム「┄┄俺はサラの事好きだぞ?」
サラ「知ってる、私もティムが好きだよ?」
ティム「え?じ、じゃァ俺達も」
スッ┄スタスタスタ
サラ「ニーナ、そろそろ良い?」
ニーナ「うん、直ぐに行く」
サラ「分かった、ティム!!先に行くわよ?」
ティム「あ、あァ┄┄」
ニーナ「フレディー?私は後悔のする人生を送りたくは無いの、だから夢の為に前に進む」
ボブ「そォだよな?応援してるよ」
ニーナ「それじゃ」
ボブ「あァ」
スタスタスタ┄┄
ニーナ「バァ~~イ!!ボブ」
ボブ「サンキューニーナ┄┄good luck」
ニーナ「お待たせ」
サラ「決心は付いた様ね?」
ニーナ「えェ、これでU.S.Aに思い残す事は無いわ?」
サラ「じゃァ夢に向かって行きますか!!」
ティム「待ってろよ日本!!行くぞ!!夢の国日本に!!」