シン桃太郎〜桃太郎立志編3〜
↓前回の話はこちら
DX日輪刀と斬月という名のナタを手に入れた桃太郎は鱗滝左近次という老人に会うために狭霧山へ向かう
桃太郎「Googleマップだと狭霧山はここなんだけど、家なんてあるのか、、、?」
Googleマップは先ほどから「目的地周辺です。お疲れ様でした」と連呼してる
桃「鱗滝さ〜ん!いたら返事してくださ〜い!」
山にこだまする桃太郎の声、
すると急に後ろから、
?「わしを呼んだか?」
と謎の人物が声をかけてきました
驚きながら後ろを振り向くと、
そこには仮面を被った老人が、
?「わしが鱗滝だ」
老人は名乗りました
鱗滝と名乗る老人は流水柄の和服を着ていて、
長い鼻がついている仮面をつけていました
仮面は黄色で、
天狗のような見た目を、、、
桃「そげキングじゃね?」
天狗の面かと思ったそれは、
太陽のような形をした面で、
仮面に長い鼻がついてると思ってたが、
明らかにピノキオの様な鼻が仮面から飛び出してるように見える
鱗滝「そげキングではない。
わしは鱗滝右孫次(うそんじ)という者じゃ」
桃「ウソップに寄せてるやん」
どうやらパチモンだったらしいです
桃「これから鬼を駆逐してくるのですが、なんか武器くれます?」
桃太郎はヤケクソになってました
それもそうでしょう
今ある武器はクソみたいなおもちゃとナタ
水の呼吸教えてくれそうな名前のおじいさんのとこに行ったらまさかのパチモン
桃太郎が長男でも我慢できません
そんなヤケクソの桃太郎の要求に鱗滝さんは、
鱗「よかろう。この武器を持って行くが良い」
と、懐から短刀を取り出しました
鱗「屠坐魔(とざま)じゃ」
桃「まさかの呪具?」
見た目も名前もワンピースと鬼滅のミックスの癖に持ってるものは呪術廻戦という贅沢仕様のお爺さんでした
鱗「これには元々呪力が込められてるから、呪力が無いお前でも呪霊を祓えるぞ」
桃「先生!!」
鱗「なんじゃ?」
桃「鬼は呪霊に入りますか!?」
遠足のおやつ感覚の質問である
鱗「それで殺せたら呪霊、無理なら呪霊じゃない」
桃「これも役に立たない可能性があるのか、、、」
幸先が悪すぎる桃太郎
桃「他になんかくれるものあります?」
鱗「非常食としてこれも持って行け」
鱗滝さんは懐から黒い乾いた細長い物を出しました
桃「これなんすか?ジャーキー?」
鱗「両面宿儺の指じゃ」
桃「特級呪物じゃねぇか!!」
宿儺の指を地面に叩きつける桃太郎
鱗「腹が減って死にそうな時に食うと良い」
桃「宿儺になったら真っ先に殺しにきますからね」
桃太郎は宿儺の指をとりあえず貰っておきました
桃「水の呼吸教えられます?」
鱗「無理じゃ。わしは刀を握ったことがないんじゃ」
桃「もう鱗滝名乗んな」
ブチギレている桃太郎
それに対し鱗滝さんは、
鱗「逕庭拳ならできるぞ」
桃「虎杖悠仁の悪癖やん」
逕庭拳:殴った箇所に呪力による衝撃が遅れて届くツインインパクトパンチ
桃「それより黒閃とかできないんですか?」
鱗「それはできんが、二重の極みはできるぞ」
二重の極み:最初に第2関節の打撃で物体の抵抗力を殺し、刹那に拳を丸めて第3関節の2発目を打ち込むツインインパクトパンチ
桃「逕庭拳と被ってるんよ」
鱗滝「あと釘パンチもいける」
桃「それも被ってるんよ」
もうこれ以上この老人から得るものは無さそうです
桃太郎は鱗滝左近次のパチモンから、
屠坐魔(役に立たない可能性あり)と宿儺の指(特級呪物兼猛毒)をもらいました
鱗「そういえば、鬼を狩りに行くと言っていたな?」
桃「はい。皆殺しです」
桃太郎はここまでの道のりで感じた苛立ちも鬼にぶつけようとしてます
鱗「この先の集落に鬼が頻繁に出てくるという話がある。寄ってみるといい」
桃「本当ですか?助けなくちゃ!」
桃太郎は走り出しました
鱗「気をつけて行くんだぞ」
桃「わかりました!嘘だったら頭カチ割に戻りますからね!」
桃太郎は既に鱗滝が嫌いです
装備が整った桃太郎の戦いが今始まる
〜続く〜
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