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文学フリマ東京39への道 その9 メンバー紹介&通販やるかも?

 この半年間、文芸サークルの青音色について書いてきましたが、今回は、3人のメンバーについての記事です。渡邉有さん、吉穂みらいさん、海人(蒔田涼)を全員ご存じの方もいらっしゃると思いますが、そうではない方や最近フォローして下さった方に青音色の雰囲気を掴んでもらえるように、この記事を書くことにしました。

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 まずは、メンバー紹介に代えて、青豆ノノさんの企画である「小説を書いたり読んだりする人が答える20の質問」から印象的な回答をピックアップしてみます。

渡邉有さんの回答

Q4、もう死んでしまいたいと思う夜に書いた物語。誰に読んでもらいますか。
 
誰にも読ませず自分で何度も読み返す。そして煮詰めて煮詰めて凝縮させた作品を作る。
Q6、自由に使える20万円、作家として何に使いますか。 
 
色々な職業の方に、その半生についてインタビューをする。または心霊現象、怪奇現象、ヒトコワを経験した方にお話をうかがう。その謝礼。
Q8、小説を書く上で、自分のこういう特性(性格)がプラスに働いているなと感じることがあれば教えてください。もしくはその逆。マイナスに働いていると感じること。
 
プラス面
 感受性が鋭く共感能力が高い。物事を深く処理する。

 どれも、渡邉さんらしい回答だなあと思います。「煮詰めて煮詰めて凝縮させた作品を作る」という点は、渡邉さんが普段もやっていらっしゃることなのかなとも思いました。

 続いて、吉穂みらいさんの回答です。

Q8、小説を書く上で、自分のこういう特性(性格)がプラスに働いているなと感じることがあれば教えてください。もしくはその逆。マイナスに働いていると感じること。
 ひとりでいても割と平気なことはプラス、実生活にはマイナス
Q15、最高に辛い出来事と最高に幸福な出来事のどちらかを数日後に経験するとしたら、作家としてのあなたはどちらを選びますか?
 辛いと感じることより幸福を感じることは難しいと思います
 最高に幸福な出来事とはどんなものか知りたいです
Q19、新たな物語を生むために一日だけ透明人間になるなら何をしますか。
 普段からわりと透明なので、透明人間になっていることに気づかずに1日終わりそうです

 こちらも、吉穂さんらしい回答です。興味深いのは、Q8とQ19の回答が、私の回答とほぼ同じであること。みらいさんと私は、作風も本人の印象もかなり違うのですが(上品なみらいさんと、雑な私というように)、本質的には似た面があるのかもしれません。

 最後に、私の回答です。

Q8、小説を書く上で、自分のこういう特性(性格)がプラスに働いているなと感じることがあれば教えてください。もしくはその逆。マイナスに働いていると感じること。
 
プラス面 想像力が豊か。変な雑学に詳しい。
 マイナス面 情緒に欠ける。
Q11、体の一部を美容整形してその経験をもとに小説を書くなら、どこを整形しますか。
 
胸? 自分ではしたいと思わないけど、それをする女性の心理に前から興味があるので、取材の一環として。
Q18、執筆のために取材できるなら誰に、もしくはどんな場所で話を聞きますか。
 
刑期を終えた元犯罪者。

 日常からはみ出した出来事を書きたいという自分の気持ちを再確認した回答でした。

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 次に、3人の作風とnoteに投稿した過去作を紹介します。『青音色』創刊号を買おうかどうか迷っている方は、過去作に目を通していただければ、3人とも作風が違うので、気になる作風が1つはあるはず…と考えております。

 まず、渡邉有さんですが、抒情的かつ透明感のある文章が渡邉有さんの持ち味です。人の心の奥底を抉るような、繊細で美しい表現を味わって下さい。

 渡邉さんの代表作としては、創作大賞2023中間選考通過作『弦月』がありますが、手軽に読める掌編として、『猫に阿片』『怪奇小品 神』を紹介させていただきます。


 神保町の棚貸し本屋さん、PASSAGEbis!の棚主でもある吉穂みらいさんは、幅広い作風が持ち味です。日本の古典文学を踏まえた小説、学園物、ファンタジー、SFやミステリー風の作品…。ここではないどこかを舞台にした作品を書く一方で、今を生きる等身大の女性が登場する作品も多数お書きになっています。

 吉穂さんの近作は秋ピリカグランプリにて読者賞を受賞した『紙さま』になりますが、今回は『青音色』創刊号収録作と同じ、女性を主人公にしたリアリズム短編を二作選んでみました。

  最後に、私、海人(蒔田涼)が本格的に小説を書き始めたのは一昨年の11月です。コニシ木の子さんがnoteに投稿なさったホラー小説(怪談)に感動して、自分でも書いてみようと思ったのが始まりです。
 以来、憂鬱で重い小説を書く合間に、会話主体の軽い掌編も書いています。このところ、noteに小説を投稿できていないのですが、近作は第59回北日本文学賞二次選考通過作『思い出サバラン』です。

 『その名にちなんで』は、たぬきと少年のバディ風掌編で、シロクマ文芸部と#なんのはなしですか企画に参加しました。たぬきに見えるけど、実はたぬ族の亡命王子なんだよ、というような謎の世界観が頭の中に多数詰まっています。


 『四月は残酷な月』は、個人的には『青音色』創刊号収録の「なくて七癖」に似た雰囲気だと考えている掌編です。今後も、時に繊細、時に無骨で不器用な男たちの物語を書いていきたいです。


 紹介した小説はどれもコンパクトにまとまっていますので、さらっと眺めていただいて、『青音色』創刊号購入を検討する際の参考にしていただけると嬉しいです。

青音色への質問、また、今回紹介した小説の感想などありましたら、下記のマシュマロに投げていただければと思います。匿名・実名どちらも可能です。


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 最後になりますが、遠方&予定が合わずに文学フリマ東京に来られないという方で、『青音色』創刊号を購入したいという方への案内です。

 文フリ終了後、神保町にある棚貸し本屋PASSAGE内の吉穂堂にて『青音色』創刊号を販売しますので、東京近郊の方は、そちらでお買い求めいただければと思います。

 遠方の方向けには、ネット販売を構想中です。具体的には、BOOTHやBASE、吉穂堂のあるPASSAGEでの販売を考えています。送料は350円〜400円、BOOTHとPASSAGEは匿名配送になります。通販希望の方がいらっしゃいましたら、下記のコメント欄やDMなどで教えていただければ幸いです。送料がかかってしまうのが心苦しいのですが、それでも購入するよという方がいらっしゃいましたら、各ショップを立ち上げる所存です。
 

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海人
読んでくださってありがとうございます。コメントや感想をいただけると嬉しいです。

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